エアロスミスが新作のレコーディングを開始したことが明らかになった。
バンドは97年の『ナイン・ライヴス』以来、バンドと作曲面でのコラボレーションを重ねてきたマーティ・フレデリクセンとカリフォルニア州モンロヴィアにあるマーティのスタジオで作業を開始したようで、ボーカルのスティーヴン・タイラー、ギターのブラッド・ホイットフォード、ベースのトム・ハミルトン、ドラムのジョーイ・クレイマーの顔触れでジャム・セッションを重ねている。
ただ、マーティによれば、ギターのジョー・ペリーはほかに急用があってセッションには参加できなかったようで、ほかの4人が「寂しがっている」と語っているが、ジョーの急用については明らかになっていない。
今度の新作は04年のエアロスミス風ブルース・カバー・アルバム『ホンキン・オン・ボーボー』以来、初のスタジオ・アルバムとなるが、これまでのセッションでバンドは4曲レコーディングを終えているとか。
「すごくいい感じだよ」とマーティはビルボード誌に語っている。「曲を演奏したり、リフをいろいろ工夫してみたり、ふざけたり、笑ったり、仕事したりで、正午から夜の11時まで作業を続けてるんだ。どんどん熱が入ってきてるっていう感じだね」。
さらにマーティはこう続けている。「なるべく手っ取り早く作業を進めてるんだよね。必ずしも曲を仕上げたり完成させたりしてるわけではなくて、あとで選ぶものをたくさん用意しているっていう感じなんだ」。
ジョーイも昨年末には「オールド・スクールなアルバム」をレコーディングするつもりだと語ってきていた。ただ、バンドはここ数年、トラブル続きで解散の瀬戸際にまで追い込まれていた。
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