レイザーライトのジョニー・ボーレル、バンド改名も考えたと語る

レイザーライトのジョニー・ボーレル、バンド改名も考えたと語る - 2009年作『スリップウェイ・ファイアーズ』2009年作『スリップウェイ・ファイアーズ』

2009年のドラマーのアンディ・バロウズの脱退に続いて今年の1月にはベースのカール・ダレモとギターのビョルン・アグレンも脱退し、オリジナル・メンバーはついにジョニー・ボーレルのみになったレイザーライトだが、ジョニーはいっそのことバンド名をレイザーライトから改めようかとも考えたことを認めている。

アンディの後任にはデヴィッド・サリヴァン・カプラン、そして今ではカールとビョルンの後任にはガス・ロバートソンとフレディー・スティッツが加入しているレイザーライトだが、結局、バンド名を変えずにレイザーライトとして続けることにした理由としてジョニーは2008年の前作『スリップウェイ・ファイアーズ』の受けがあまりかんばしくなかったことを挙げていて、次のようにニューズ・オブ・ザ・ワールド紙に説明している。

「確かにレイザーライトから名前を変えることも考えたよ。でも、その前の2枚のレコードはスラム・ダンク的な出来だったのに、3つ目がちょっと的を外れたわけなんだよね。で、その外した作品がレイザーライトの最後の遺産になってしまうっていうこと自体が自分には耐えられなかったんだよ」

また、新メンバーについてジョニーは全員が友人を通じて知り合った友達でもあるし、脱退したメンバーが実は誰一人として友人ではなかったから、現状には満足しているとも語っている。

もともと脱退したカールとビョルンは昨年の新作制作作業があまり実りあるものではなかったということをその理由にも挙げていたが、ジョニーはこれから新作の制作をあらためて再開すると語っていて、プロデューサーには元スウェードのバーナード・バトラーかスティーヴ・リリーホワイトを迎えるつもりだと明らかにしている。

「今現時点では自分たちがどう思われようと構わないんだ。これからすごいアルバムを作って、それで最高の時間を過ごすのが自分でもわかってるんだからね」とジョニーは説明している。

バンドは今年のフェス・シーズンは現在のラインナップで、6月にロンドンで行われるゲット・ローデッド・イン・ザ・パーク・フェス、7月にギルフォードで行われるギルフェスト、ブライトンで行われるシェイクダウン・フェスティヴァルなどへの出演を予定している。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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