アイランド・レコードの社長、今後はエイミー・ワインハウスの未収録音源はリリースできないと語る

アイランド・レコードの社長、今後はエイミー・ワインハウスの未収録音源はリリースできないと語る - 12月14日発売『ライオネス:ヒドゥン・トレジャー』12月14日発売『ライオネス:ヒドゥン・トレジャー』

12月14日に未発表音源集によるコンピレーション盤『ライオネス:ヒドゥン・トレジャーズ』がリリースされるエイミー・ワインハウスだが、レーベルのアイランド・レコードにはこの先リリースできない未収録音源が12トラック以上も残されたままになっているという。

アイランド・レコードの幹部らによれば、残された音源はどれも印象的な出来になっているが、エイミー自身がリリースを拒んでいた音源であるため、この先もリリースされることはないとか。ミュージックウィーク誌の取材に応えたレーベルの社長テッド・コックルに至ってはそのうちのひとつ“Procrastinate”は誰が聴いても気に入ってしまう音源だが、飽くまでもリリースはエイミーの意志に反するためできないとか。そして、「このトラックが公になったその日には、誰でもケンジントンにある本社に来てもらってぼくを解雇してもらって結構だ」とまで宣言している。

ただ、皮肉にもザ・ガーディアン紙はこの発言に対して、“Procrastinate”はすでにネットに流出していて、100万ヒットも超えてしまっているという事実を伝えている。

その一方で、マーク・ロンソンと並んで『ライオネス:ヒドゥン・トレジャーズ』に音源を提供したプロデューサーのサラーム・レミはエイミーが「ジャズ・スーパー・グループ」を招集し、アルバムのレコーディングとリリースを企画していたことを明らかにしている。

このバンドを率いてエイミーは3枚目のオリジナル・アルバムを企画していたとサラームはAP通信に語っている。楽曲はすでにすべて書かれてあったというが、今回の『ライオネス:ヒドゥン・トレジャーズ』にはその構想のなかから2曲だけ収録されているとサラームは説明している。

また、そのサード・アルバム制作前にエイミーはザ・ルーツのクエストラヴやサックス奏者のソウェト・キンチとのコラボレーションをしたがっていて、『ライオネス:ヒドゥン・トレジャーズ』に収録されている“ハーフ・タイム”はそうした経緯でクエストラヴが参加したトラックだとサラームは説明している。

エイミーの未発表トラック“Procrastinate”はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=IpXj5tgt9uk


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