ここ数年、実質的に休業状態に入っていたリリー・アレンが新作制作に入っていると伝えられていて、デイリー・スター紙はリリーがロンドンのセント・ジョンズ・ウッドのRAKスタジオで新曲に取りかかっていて2013年に新作をリリースする可能性もあると伝えている。
リリーは2年前からポップ・ミュージックからの引退を宣言していて、カントリー・アーティストとしてなら復帰もありうるなどといった発言を重ねながらも音楽からしばらく身を遠ざけてきた。しかし、デイリー・スター紙によると、さる関係者筋が次のように語っているという。
「リリーはスタジオに入っていろんなサウンドで実験してはトラックを書いているところなんです。まだレコーディングを始められるようなステージにはいないけれども、新作制作は着実に進んでいて、来年にはリリースされる可能性もあります」
さらに関係者筋はこう続けている。「リリーは引退を宣言した時、リリーは心底もうレコーディングはしないと考えていたのです。でも、ミュージカル版『ブリジット・ジョーンズの日記』のスコアを書くことになって、またやる気の虫がうずき出したんですね。それに前のアルバム制作時と較べてリリーの生活もすっかり変わったし、リリーの視点も変わっているんですよ。サウンドもより成熟したものを求めていて、(娘の)エセルや(夫の)サムをめぐる曲を書いているんです」。
リリーにとっては2009年の『イッツ・ノット・ミー、イッツ・ユー』が最後のリリースとなっている。その後、リリーは昨年11月に夫サムとの間の娘エセルを出産し、ロンドンに自身のブティック、ルーシー・イン・ディスガイズを開店している。また、リリーが楽曲を提供したミュージカル版『ブリジット・ジョーンズの日記』も今年中に上演が予定されている。
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