新体制になって2009年の『ブラン・ニュー・アイズ』以来となる新作に取りかかっているパラモアはアルバムのプロデューサーにベックやナイン・インチ・ネイルズとのコラボレーションで知られるジャスティン・メルダル=ジョンセンを迎えていて、これまでジャスティンと“Daydreaming”というトラックを仕上げていることを明らかにしている。
SNSサイトのバズネットでファンの質問に答えたヴォーカルのヘイリー・ウィリアムズはジャスティンとの作業について「これまでスタジオで経験したなかでも最もインスピレーションに満ちて解放的な体験になっていると言える」と語っている。
「ジャスティンとはこれまでの時点で1曲だけレコーディングしてるんだけど。でも、スタジオで過ごしたその時は、わたしたちがこれまでスタジオで過ごしたどんな体験と較べても、最もリラックスして、インスピレーションに満ちて解放的なものになったと言えると思う。それにプロデューサーだけじゃなくて、ミュージシャン、ソングライター、音楽監督としてもわたしたちはジャスティンのやってきたことの大ファンだから。ジャスティンはそういういろんな役をすべて上手にこなすし、しかもとっても控えめでもあるのね」
さらにヘイリーは歌詞的な内容についてはこうつけ加えている。「前のアルバムを書いた19歳の頃よりも今のわたしはもっと楽にいろんなことを笑い飛ばせるようになってるのね。もっとシリアスな内容の曲だって、以前ほど悩んで、さいなまれてる感じはしないし。音楽的にいうと、わたしは一つ一つの楽器が捉えている個性に一番インスピレーションを受けてるのね。それこそが、今ここで起きている新しいサウンドを形作っているものだと思う」
また、ヘイリーは最近ではアラバマ・シェイクスがお気に入りだと語っていて、モータウンのゴツいヴァージョンだとバンドを形容している。「わたしの音楽が大好きな気持ちっていうのは、ザ・テンプテーションズのようなモータウンが大本にあるから。今はアラバマ・シェイクスが大好きで、それはああいうヴァイブをもっとゴツくした感じがあるからなのね。だから、すごいいいわけ」
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