パルプのジャーヴィス・コッカー、キャメロン英首相は自分の生尻を見たと偽っていると語る
2012.06.04 22:45
パルプのジャーヴィス・コッカーは、1996年のブリット賞授賞式でのマイケル・ジャクソンのパフォーマンス中にジャーヴィスがステージに乱入してムーニング(お尻をみせる)の「振り」をして物議をかわした事件について、イギリスのデヴィッド・キャメロン首相がジャーヴィスの「生のお尻」を見たと嘘をついていることを指摘している。
昨年行われたザ・ガーディアン紙の特集でキャメロン首相はさまざまな有名人からの質問に答えていて、「デリヴァティヴや先物などといった抽象的な金融知識」について首相は本当に理解しているのかというジャーヴィスの問いにこう答えている。
「というわけで、マイケル・ジャクソンの時のジャーヴィス・コッカーほどのパンチはないですけど、これがぼくの答です。ぼくにはこれくらいしか答えようがないですから。あのブリット賞の時にはぼくも現場にいたのです。退場させられていく姿と本人の生尻をぼくも見ましたよ」
これに対してジャーヴィスはザ・ガーディアン紙に対してジャーヴィスは事実関係が間違っているとして「馬脚を現したね」と語っている。
「一応指摘しておきたいし、ヴィデオを観てもらえばすぐにわかるんだけど、ぼくは自分のお尻をさらけ出したりはしていないんだよ」
さらにジャーヴィスはこう続けている。「というわけで、ぼくの尻を見たと言っていることで、首相がデリヴァティヴや先物について言ったこともすべて信用性が失われているんだよね。これが胸のつかえになっていたから、今しっかり言えてすっきりしたよ。ずっと気になってたからさ」
この事件はマイケル・ジャクソンが授賞式パフォーマンスとして行った"アース・ソング"の演奏中にジャーヴィスが「ムーニング」の振りをして、ステージ中央まで駆け寄ると自分のお腹をチラ見させ、さらにステージの階段を上っておどけてみせたりしたというものだが、ジャーヴィスは「マイケルが聖人面している」のが気になってやったとしている。ただ、"アース・ソング"そのものについては自分も大好きで「明らかにいい曲だよ」とも語っている。
さらに4月にジャーヴィスはバンドが新曲にも取り組んでいることを次のように明らかにしている。「昔の曲をまた思い出すまでずいぶんかかったからね、それについては様子を見ないとなんとも言えないよ。でも、アイディアならあるんだよ。小さなノートにいろいろ書きつけてて、いつも持ち歩いるからね。ナンセンス以上のものも書いているようにぼくは思うけど」
1996年のマイケルのパフォーマンスへのジャーヴィス乱入動画はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=dZEWomOQVno
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