アット・ザ・ドライヴ-イン、レディング・フェスティヴァルでザ・スミスをカヴァー

アット・ザ・ドライヴ-イン、レディング・フェスティヴァルでザ・スミスをカヴァー

アット・ザ・ドライヴ-インは8月25日にレディング・フェスティヴァルのセカンド・ステージのヘッドライナー出演を果たし、イギリスで11年ぶりとなるライヴを行った。

バンドは今年のコーチェラ・フェスティヴァルで10年ぶりに再結成したが、会場に詰めかけた観客は驚くほどまばらだった。午後10時15分に登場して13曲からなるセットを届けたが、"カタコーム"のパフォーマンスでは途中でザ・スミスの"ザット・ジョーク・イズント・ファニー・エニモア"のカヴァーを含める一幕もあった。

セットはまずセドリック・ビクスラー=ザヴァラが箒を持って登場するという奇天烈な展開で始まり、セドリックは観客に「なにやってるんだよ? 俺は今ここを掃除しようと思ってるんだから」と語りかけた。その後セドリックは"アークアーセナル"の演奏に入る前にはラスヴェガスで全裸ビリアードに興じていた写真がすっぱ抜かれてしまった王室のハリー王子を引き合いにした冗談なども放った。

セットは2000年のサード・アルバム『リレーションシップ・オブ・コマンド』収録曲の11曲のうちの8曲が披露される内容となり、そのほかには『イン・カジノ・アウト』から4曲、さらに『ヴァヤ』から"メトロノーム・アースシリス"を披露した。

この日よく観客に語りかけていたセドリックはイギリスが「俺たちのことをまともに扱ってくれた最初の土地だった」と語り、イギリスのオーディエンスは「誰もがそれまで見出してなかったものを俺たちに見込んでくれたんだ」と感謝した。ただ、セドリックは再結成についてはなにも語らず、バンドも予想されていたように新曲も披露しなかった。セットを締めくくったのは人気の高い"ワン・アームド・シザー"だった。

アット・ザ・ドライヴ-インのセットリストは以下のとおり:
'Arcarsenal'
'Pattern Against User'
'Chanbara'
'Lopsided'
'Sleepwalk Capsules'
'Napoleon Solo'
'Quarantined'
'Enfilade'
'Pickpocket'
'Metronome Arthritis'
'Non-Zero Possibility'
'Catacombs'/'That Joke Isn't Funny Anymore'
'One Armed Scissor'

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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