ミニストリーのギターのマイク・スカーシャ、ライヴ中に発作を起こして他界
2012.12.25 13:45
ミニストリーのギターのマイク・スカーシャは12月22日にテキサスで行ったライヴ中に昏倒した後、他界した。享年47歳だった。
バンドのヴォーカルのアル・ジュールゲンセンはマイクの死をフェイスブックで次のように公表した。
「自分にとっては弟のような存在の親友を亡くしたよ……マイクは音楽史上最高のギタリストだっただけでなく、俺たちの家族とも本当に近い、あまりにも近いメンバーで、俺は自分の心の大きな欠片を今日亡くしてしまったんだ。俺たちの人生は以後二度ともとには戻らないだろう。マイクのいない人生は俺たちには果肉のないオレンジ・ジュースのようなもので、なんか手応えのない、実感のないようなものになってしまうよ。マイクが自分や自分たちの家族や自分のキャリア、自分のすべてについてどんな意味を持っていたかなんて、言葉じゃ言い表せないよ!」
アルはさらに次のように続けている。
「俺の兄弟で友人で心の一部だったマイクのご冥福をお祈りします。みなさんもマイク・スカーシャと妻のジェニー、二人の子供たちやご遺族のためにお祈りを捧げてください」
マイクはテキサス州フォートワースで行われた、ミニストリーの前に在籍していたライゴー・モーティスのヴォーカルのブルース・コービットの50歳の誕生日を祝うライヴ中に倒れ、病院に担ぎ込まれたが死亡していると宣告された。
ザ・フォートワース・スター・テレグラム紙によれば、もともとマイクは心臓病を患っていて、ライヴ中にその影響で発作を起こしたとしている。また、音楽サイトのブラバーマウスによれば、マイクは照明のストロボライトを消すように要求した後、発作に襲われたと伝えている。
マイクはもともとライゴー・モーティスのメンバーだったが、1989年からミニストリーに参加。03年にはライゴー・モーティスの再結成にも参加していたが、その後ミニストリーとしての活動も続けていた。
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