モリッシー、ツアーをキャンセルした自身の病状と医師からの引退勧告について語る

モリッシー、ツアーをキャンセルした自身の病状と医師からの引退勧告について語る

モリッシーは最近の体調不良のため、音楽活動から身を引くように警告を受けたと語っている。

メキシコのラジオ局リアクター105.7の取材に応えたモリッシーは「ぼくはそう警告を受けたんだけど、音楽は身体のすみずみまで染みついたことだから、それはちょっと難しいんだよね」と説明している。

モリッシーは1月末に入院後、いったんライヴに復帰したもののまたすぐに体調を崩し、先頃、アメリカ・ツアーをすべて中止するに及んでいる。中止の原因として、モリッシーは「医学的な災難」のためと声明で説明していて、モリッシーが胃食道逆流、潰瘍の出血、両側性肺炎などを患ってきていることも明らかになっている。

モリッシーの広報を務めるローレン・パパピエトロは次のように発表している。

「ツアーを続けようという本人の努力もむなしく、モリッシーには休養が必要となり、ツアーの残りを続けられなくなりました。モリッシーは慮っていただいたファンのみなさんに感謝の意を表しています」

その一方でモリッシーはリアクター105.7では次のように入院のことを振り返っている。

「散々な目に遭ったよ。体内出血を続けていたので病院に担ぎ込まれて、血をたくさんなくしてしまったんだ。それからの5週間、病院ではあれこれ手を尽くしてなんとか元に戻そうしてくれたんだけど、うまくいかなくてね。5週間近くも何本もの点滴を刺されてそれで凌いでたんだからね。しっかり元気に戻ったように思えてもまたすぐに体調が悪くなるばっかりでさ。血をなくし過ぎたものだからおかげで貧血症にもなってしまったし。まだ治療は続けているんだけどね、今はもう楽観的になっているよ」

「あまりにもいろんなことが同時に起きたものだから馬鹿げているとしか思えなかったけど、とにかく一度にいろんなものから身体が攻撃を受けたということなんだ。両側性肺炎もなにもかもすべて血をなくし過ぎたことに起因していて、そのせいでぼくの免疫がとても弱くなってしまっていて、身体がまったくついてこれなくなっていたんだね。だから、そよ風が吹いただけでも大風邪を引いてしまうような状態だったんだ」

(c) NME.COM / IPC Media 2012
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on