エド・シーランは今年のティーンエイジ・キャンサー・トラスト・ライヴへの出演を取りやめた理由を説明している。
ロイヤル・アルバート・ホールで行われた今年のティーンエイジ・キャンサー・トラスト・ライヴはノエル・ギャラガーがキュレーターを務めることになり、エドはいったん出演を承諾したものの、同じ週にオーストラリアで売り切れとなったライヴが組まれていたのをその後気づいて取りやめざるをえなくなったとツイッターで釈明している。
「いつでもノエルの言う日にやると確かに言ったんだけど、その週はオーストラリアで公演がブッキングされていて、どれも売り切れていたことがわかったんだ。他の時期だったら、どうにかして都合をつけたと思うんだけど、でも、このことは承諾しちゃってからわかったことだったんだ。正直言って、何もわからないうちにとりあえず断っちゃう方が最悪だと思うし、これ以外にもぼくにライヴへの要請があって、ツアーに出てなかったら、必ずやるとその後伝えたんだ」
ノエルはエドやマムフォード・アンド・サンズが口約束では出演を承諾しながら、その後日和って断ってきたことを次のように説明している。
「エド・シーランやマムフォード・アンド・サンズなんかにも話を持ちかけてみたんだけど、『なんでこいつらと話してなきゃなんないんだよ、これだったら7日間俺だけでやろうかな』とか思っちゃったりしてさ。後から断られた話が多かったんだ。みんな直に話してる時はやるやるとか言ってさ。でも、代理人から連絡が入ったり、マネジメントから連絡が入ったり、広報から連絡が入ったりして、『その頃はちょうどオーストラリアにいるんですよね』とか言われるんだよ。マジかよってなるよね。そんなことは一言も言ってなかったぜってさ」
「おもしろいのはさ、労働者階級のバンドはなにはともあれ、やるって言ってくれるんだよ、いつだってやるよっていう話でね。中産階級のバンドはやると言って、その後日和るんだよ。これがなにを意味しているのか俺にはわからないけどね、なんか意味があるんじゃないかなあ。でも、これだけは言わせてもらうと、俺のことをがっかりさせてくれた連中で、来年はやると言った人たちが本当にやってくれたら、ウッドストック以来のイヴェントになるはずだよ」
なお、ノエル・ギャラガーはデーモン・アルバーン、グレアム・コクソン、ポール・ウェラーとの共演を果たし、大きな話題を呼ぶことになった。
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