ジミー・ペイジのアコースティック・ギターが予想を上回る400万円相当で落札される

ジミー・ペイジのアコースティック・ギターが予想を上回る400万円相当で落札される

レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジがオークションに出品したアコースティック・ギターが、他の数々のロックゆかりの品々とともに2万5千ポンドという高額で競り落とされることになった。

オークションはロンドンのナイツブリッジで行われたボーナムズのエンタテイメント記念品オークションで、ジミーの「バースデイ・スペシャル2007」と銘打たれたマーティンのアコースティック・ギターは当初の1万ポンド(約156万円)から1万5千ポンド(約234万円)という予想落札価格を大きく上回る2万6250ポンド(約409万円)で競り落とされることになった。ジミーはこのギターを自身がパトロンとなっているブラジルの子供たちのための行動基金へのチャリティとして出品した。

そのほかにはデヴィッド・ボウイの“ジーン・ジニー”の手書き歌詞原稿が1万8750ポンド(約292万円)で落札され、ボウイの深紅のヴォックスの12弦ギターは1万3750ポンド(約214万円)で競り落とされた。ギターは1972年の『ジギー・スターダスト』のプロモーションで使われたものとなっている。

さらにミック・ジャガーのかつての交際相手で、元モデルのジーン・シュリンプトンの妹のクリッシー・シュリンプトンが出品したミックの髪の毛の房はオンラインの入札者が4千ポンド(約62万円)で落札したという。ミックの髪の毛の代金は顔面などに障害を負った人たちを支援するチェンジング・フェイセズにチャリティとして進呈される。

その一方で、レディオヘッドやアトムス・フォー・ピースなどのジャケットやポスターなどのアートワークを手掛けてきているスタンリー・ドンウッドとトム・ヨークが制作したアート作品と、レディオヘッドが『キッドA』や『アムニージアック』で使ったヤマハのピアノが合わせて9千ポンドで落札されている。トムとスタンリーの2005年の作品『Business School for the Dead』は、元々「メイク・ポヴァティ・ヒストリー」という貧困支援団体のために制作されたもので、今回フェアトレードを進めている団体「トレード・ジャスティス・ムーヴメント」へのチャリティとして出品され、5千ポンド(約78万円)の値をつけた。また、ヤマハのピアノと『ザ・キング・オブ・リムス』のツアーで使われ、レディオヘッドというサインの入ったマイクは合わせて3750ポンド(約58万円)で落札された。

今回のオークションをまとめたボーナムズのステファニー・コンネルは「こうした象徴的な記念品の数々を売却できてよかったですし、そのうちの一部は善行として行われたことをとても嬉しく思っています」と語っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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