先週末にフジロック・フェスティヴァルへの出演で初来日を果たしたマムフォード・アンド・サンズは階級を意識しないで済むアメリカや外国でライヴをやる方が好きだと語っている。バンドがプライヴェート・スクールという名門校出であることや自分たちの服のセンスがイギリスではとかくネガティヴに受け取られるとカントリー・ウィンストン・マーシャルは『Q』誌に次のように語っている。「イギリスじゃやっぱり階級は大きなテーマだし、そのせいである種の人々はとかく嫌がらせに遭うんだよね。僕たちなんかはそうなっているんだろうと思うよ。まあ、こうやっていつもチョッキとかツイードのジャケットを着てると、標的にもなりやすいよね」「そういうことに対してイギリスでは(一般大衆から上流に対する)逆スノビズムみたいなものがあると思うんだ」さらにそうした階級意識が影響してバンドとしてはイギリスよりも外国でライヴをやる方が楽しめると次のように語っている。
「そういうことが理由のひとつとなって、ぼくたちもアメリカでやる方が楽しいんだよ。ぼくたちの意識には階級なんて関係ないからね」またベン・ラヴェットも次のように語っている。
「みんな自分を祝うか、そういうことを無視するかするべきで、そうできたら素敵だよね。それにさ、僕は自分のことをお高くとまっている人間だなんて思っちゃいないんだからさ。大体、パブリック・スクール出のバンドなんて僕たちが初めてでもないんだよ」その一方でアメリカでもマムフォード・アンド・サンズへの反感の声は上がっていて、アリス・クーパーはマムフォード・アンド・サンズのようなバンドをロック・バンドと呼ぶことはロック・ミュージックへの侮辱だと次のように語っている。「マムフォード・アンド・サンズのやってることは本当にすごいもんだと思うよ。でも、あれはロックンロールじゃないよ。あれをロックンロールとは呼ばないでくれ。それはロックンロールへの侮辱だよ」「俺はそういう意味では考え方が古いから、バンドをやるんだったら、おまえはアウトローだっていう考え方なんだよ。お決まり通りやってちゃだめなんだよ。アウトローなんだから。だからってドラッグやらなきゃいけないわけじゃないよ。でも、ステージに出たらさ、ギターは胸とかの高さでは弾かないものなんだよ。使うのはアコースティック・ギターじゃないんだからさ。腰の辺りで弾くもんなんだよ。音楽は脳味噌から来てるんじゃないんだから。腹の底から来てるんだからさ。股間から湧いてくるんだよ。そういうセクシュアルなものなんだ。野蛮なものなんだから」