アークティック・モンキーズ、ギター・ロックが流行ってないのはいいことと語る

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アークティック・モンキーズのマット・ヘルダーズは、2014年の音楽シーンを占うにあたって、ギター・ミュージックがチャートに入っていないことはいいことだと語っていて、ギター・ミュージックが流行っていると「なんかおかしなことになってる」気になると次のように『NME』に語っている。

「2014年に何が起きるかはなかなかわからないよね。こっちの予想よりもよっぽど慌ただしくいろんなことが起きているわけだからね。最近じゃバンドのライヴを観に行って、『ああ、これが次に来るシーンだな』なんて思うことはないしさ。音楽は瞬間的に手に入るものになってるし、やっと発見したと思ってももう誰か別の人もとっくに聴いていて、次の新しいものに移っちゃったりしてるんだよ」

さらにマットは次のように続けている。
「ギター・バンドがまた盛り上がってチャートに居座るようなこともあるかもしれないけど、俺に言えることといえば、全部バンド次第だっていうことで、まずはラジオでかかるだけいい曲を書くのが先決だっていうことなんだよ。でも、ギターという要素がもう今ではまともなものじゃないというんだったら、その方が俺は好きだし、俺はそれでいいと思うんだよ。ギター・ミュージックに人気があるっていう状況は、俺にはなんかおかしなことになってるとしか思えないことなんだよ、なんかチャートをハイジャックしたような感じでさ。俺たちが急に注目された時にはそういう気分だったんだよね。当時はまだギター・バンドもたくさんいたんだけどね。ファースト・シングルがトップ20に入るなんてまるで思ってなかったから、みんなでものすごく居心地の悪さを感じたよ」

なお、サマーソニックへのヘッドライナー出演がすでに発表されているアークティック・モンキーズだが、ヨーロッパでもベルギーのロスキルド・フェスティヴァル、スコットランドのT・イン・ザ・パーク・フェスティヴァル、ポルトガルのオプティマス・アライヴ・フェスティヴァルへの出演も明らかにしている。また、5月にはロンドンのフィンズベリー・パークで屋外ライヴの2公演を予定していて、テーム・インパラ、マイルス・ケイン、ロイヤル・ブラッドらがサポートへの出演を予定している。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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