ガンズのアクセル・ローズ、デンマークの動物園でのキリンの殺処分に物申す

ガンズのアクセル・ローズ、デンマークの動物園でのキリンの殺処分に物申す

先頃、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのスーパーボウル・ハーフタイム・ショーでのテープ演奏について、実はマイクロチップを直腸まで挿入しての生演奏だったのではないかと語って話題を呼んだガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズだが、ここにきて動物愛護について物申している。

今回、アクセルが問題にしているのはデンマークのコペンハーゲンの動物園で行われた、2歳のキリンの殺処分で、この処分されたキリンの肉がライオンの餌に回され、それを児童も見学したことが明らかになったことを問題にしている。

こうした報道に対してアクセルは「ライオンと一緒にキリンのミニ・バーガーを味わってみたら? うーん、旨そう!」とツイートし、次のように続けている。

「頭のおかしいデンマーク人とやらは、次は何をしでかすのかね? でも、マジでよく考えてみようよ……このデンマーク人らは2歳のキリンを殺して、切り刻んで、それをライオンに食わせたっていうんだぜ(しかも、ガキの目の前で)。それも近親交配を避けるためとかで、よそに行く場所も探しもしないでっていう話だよ。ひょっとしたら、近親交配ってデンマークじゃ大問題なのか? よく知らないけど、こんなことをやったからといって、デンマークの家族がお互いにセックスしちゃうのを思いとどまる手立てにはならないだろうよ?! J/k :)☺」

さらにアクセルは次のように、注文を真似てこのキリンの殺処分をおちょくってみせている。
「えーと、俺にはキリン・バーガーと自家製チェリー・デニッシュ、それとあらかじめ揚げちゃったペッパーのフライ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズの事前録音テープをもじっている)……それとコーラ1リットルください」

その一方で、問題の動物園のコペンハーゲン動物園は、殺処分が行われたのは園内での近親交配を避けるためだと発表していて、この動物園が所属しているヨーロッパ動物園水族館協会(EAZA)内での転園の途も模索したが、殺処分されたキリンと同系統の血統がEAZA内ですでに多数飼われているため、協会からも殺処分を奨められたと動物園の広報は明らかにしている。

殺処分後にはキリンを解体し、これをライオンに与えたが、この作業を園では一般公開し、親の同意を得た児童の希望者の参加も認めたところ、これが報道されて問題となった。殺処分の前には処分を見送るように請願する署名も2万人分ネットで集まったというが、実際の公開見学も多数の参加者が集まり、好評だったと伝えられている。

コペンハーゲン動物園の学術部長のベングト・ホルストは、今回受けた批判について「キリンがかわいい動物だというのはよくわかっていますが、これがトナカイだったらたいした問題にもならなかったはずですし、ましてや豚だったら誰も気にもしなかったでしょうに」と語っている。

なお、ツアーに片がついたら新作制作に取りかかりたいとしているガンズ・アンド・ローゼズだが、3月からは南アメリカ・ツアーに乗る出すことが明らかになっている。
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