新海誠×RADWIMPSのスペシャル対談を終えたあと、『天気の子』スペシャル予報を見た

新海誠×RADWIMPSのスペシャル対談を終えたあと、『天気の子』スペシャル予報を見た - 『天気の子』7月19日発売『天気の子』7月19日発売
「約束の場所を失くした世界で、それでも……これから僕たちは生き始める」

これは新海誠監督の長編2作目『雲のむこう、約束の場所』の最後のセリフ。
最新作『天気の子』のスペシャル予報の導入部分で、過去の作品で一貫して新海誠が表現してきたことが見事に編集されていたが、なかでもこの言葉が強く印象に残った。
新海誠映画がゆっくり時間をかけながら、そして今や爆発的に多くの人の心をつかんだ理由はこの新海誠が持っている絶対的な喪失感に人々が時に意識的に、時に無意識的に共感し、そしてそこから物語が描かれるなかで登場人物の口から必然として溢れる「ありがとう」にも「ごめんね」にも「さよなら」にも、そして君の名前にも、リアリティと奇跡の両方を感じることができるからだ。

そして『君の名は。』の驚異的な大ヒットを経ても、新海誠監督の映画は人間たちの作り出す現代の世界と決して調和したわけではない。
むしろ、この世界に感じる喪失感、疎外感、それらの言葉で括れないような叫びのような感覚は高まっている。
というか、新海誠の映画を追ってきたからこそ僕はわかるーー『天気の子』は、その叫びが、これまでの映画の魂を引き継ぎながら命がけの剥き出しで表現された物語だ。
そこには深い絶望と共に、アニメ映画が持つ力を総動員しなければ起こせない奇跡によって到達できる、本当の希望があるはずだ。

7月19日、映画の公開日と同日にCUTは表紙巻頭特集「特集『天気の子』ーー『君の名は。』をも超越した絶望と希望』」をお届けする。
新海誠が全てを語った1万字ロングインタビューに加えて、昨日、新海誠×RADWIMPSのスペシャル対談も行われ、取材はすべて完了。

映画の公開と共に、必ず深い感動と共に楽しんでもらえる内容になっていますので、お楽しみに!(古河晋)
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