表紙を飾るのは和山やま。『夢中さ、きみに。』『女の園の星』『カラオケ行こ!』といった話題作を次々生み出し続けている、まさに2021年の今、もっとも目が離せないマンガ家だ。
和山作品の大きな魅力とも言える、「身近にいそうだけど、いない気もするけれど、やっぱりいそう」と思わされるような、限りなくリアルで、それでいてファンタジーらしさも感じさせる登場人物たちはどのように生まれるのか。和山自身のカルチャーのルーツや原体験はどこにあるのか。その魅力と根源に迫るべく、本特集では和山へのメールインタビューを敢行。多忙を極める中答えてくれたテキストを、原文ママで全文掲載した。
また、特集内では他にも、『ブルーピリオド』の山口つばさ、『ゆびさきに恋々』の森下suu、『チ。―地球の運動について―』の魚豊へのインタビュー記事も展開。多種多様な「人間」の本質をどこまでも描き出すマンガ家たちに、作品への想い、情熱をたっぷり語ってもらっている。
そして、その他の注目作品として『ダブル』(野田彩子)/『青野くんに触りたいから死にたい』(椎名うみ)/『来世は他人がいい』(小西明日翔)/『消えた初恋』(アルコ・ひねくれ渡)/『ここは今から倫理です。』(雨瀬シオリ)/『ブランクスペース』(熊倉献)/『スキップとローファー』(高松美咲)/『一線こせないカテキョと生徒』(地球のお魚ぽんちゃん)の8作をコラムにて紹介。いずれも、時代の最先端で物語を紡ぎ続けているマンガたちばかりだ。
マンガ好き、エンタメ好き、カルチャー好きの人にとって保存版になること間違いなしの本特集。ぜひチェックして、さらなるマンガ体験の世界に浸ってもらいたい。
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