アーティスト

    少ないセリフでどう“熱量“を届けるか? 榎木淳弥が、CUT12月号で思考の道筋と積み重ねてきた鍛錬を語る!

    少ないセリフでどう“熱量“を届けるか? 榎木淳弥が、CUT12月号で思考の道筋と積み重ねてきた鍛錬を語る!

    11月20日発売のCUT12月号に、榎木淳弥さんのインタビューを掲載しています!
    今回お話を伺ったのは、放送中のTVアニメ『め組の大吾 救国のオレンジ』について。通称“オレンジ”と呼ばれる特別救助隊員の面々が国難に立ち向かうに至るまでの絆と成長を描く本作で、榎木さんは主人公・十朱大吾を演じています。新人ながらすでにベテランに等しい実力を持ち、しかし口下手で心を閉ざした大吾を、どんな思いで演じたのか。ストイックに芝居に向き合い続ける榎木さんのインタビューを、以下一部抜粋してご紹介します!

    ――大吾はどういうプロセスで役作りをしていったんですか?

    (原作のマンガを)読み直しながら、大吾はどんな目的でその行動を取ったのか考えたり、救急隊の映像を観たり。あとは、近い題材のドラマからレスキュー隊の雰囲気について想像を膨らませました。(特に大事にしているのは)正義感だけで行動しているわけじゃない、という点ですね。特に初めの頃の大吾って、助けた人の数を記録していたり、単に人助けにやり甲斐を感じているだけのキャラクターではないんです。根底に「家族のせいで存在価値がボロボロになってしまい、その時にレスキューの道が示された」という過去がある。だから自分の中の罪悪感や苦しみを取り除きたくて、自分のために人を助けている、という部分は意識しています

    また、大吾のような無口なキャラクターでも、他のキャラクターの芝居を聞き、反応していくことが大切だという榎木さん。ただ「でも僕は、アニメってそういう作りじゃない気もしていて」と、こう続けてくれました。

    難しいなと思うんですけど……アニメはモノローグが多いじゃないですか。モノローグは心の中のセリフだから、自己完結だし他のキャラクターが反応してはいけない。それに、モノローグも含めたすべてのセリフを受けていたら尺にも間に合わない。アニメってたぶん、自然なものじゃないんですよね。だから実写みたいなお芝居をすると浮いてしまったりして、自分の中でその矛盾に苦しむことになると思うんです。なので、全部に反応することはできないけど、できるところはなるべくしたいなと思っています


    インタビューのあとは、ぶらりと散歩しながらのロケ撮影を。ブログでは、「ピクニックしたくなりますね〜」とくつろぎモードの榎木さんのオフショットをお届けです。インタビューを合わせて、ぜひ誌面もチェックしてみてください。CUT12月号は、11月20日(月)発売です!(山下茜)


    CUT12月号は現在以下よりご予約可能です。

    少ないセリフでどう“熱量“を届けるか? 榎木淳弥が、CUT12月号で思考の道筋と積み重ねてきた鍛錬を語る!
    CUT 編集部日記の最新記事
    公式SNSアカウントをフォローする

    人気記事

    最新ブログ

    フォローする
    音楽WEBメディア rockin’on.com
    邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
    洋楽誌 rockin’on