CUT4月号の巻頭特集は「誰も観てない映画特集」。
今年公開予定の映画ラインナップから編集部注目作品を厳選して紹介する、CUTの毎年恒例企画です。特集内のインタビューのひとつとして、4月25日公開の映画『花まんま』より、鈴木亮平さん×有村架純さんにご登場いただいています。
本作は、両親を早くに亡くした兄と妹、そして妹が抱える不思議な秘密がつないだ縁を通じて、家族愛や人生の悲喜を描くヒューマンドラマ。両親を早くに亡くし大切な妹を育ててきた情の厚い兄・俊樹を鈴木さん、別の女性の記憶も持って生きてきた妹・フミ子を有村さんが演じています。関西を舞台にしたこの作品で、兄妹を演じるおふたりも関西出身。それぞれの兄妹・家族観を含め、作品や役への思い、そして本作が自身に残したものについてたっぷりと語り合ってくれました。
以下、インタビューより一部抜粋して以下ご紹介します!
自分のキャリアの中で、こういう家族や兄妹の感情を真正面から伝えられる作品で、舞台も地元に近いこともあって裸になって演じるというのは、とても新しい挑戦でしたね。すごくやりがいがあるけれども、肩に力を入れるような感じではなくて、一番力を抜いて臨める、そういうやりがいがありました。有村さんが妹のフミ子を演じてくれたことも含めて、自分にとってはすごく幸せな作品でした(鈴木)
私も、久しぶりにこういう物語に参加できたことは、今の自分にとってすごく必要な時間だったなって思います。現場での過ごし方も含めて、余計なものが全部削がれていった感覚があって。日頃、作品に携わる時に考えているようなこともあまり考えずに、ニュートラルな状態でいられたんですよね。そういう撮影の日々は、今の自分にとって必要な時間でした(有村)
「(亮平さんは)“地元のお兄ちゃん”みたいな感覚というか。そういう親近感を抱かせてくださる方です」と有村さんがおっしゃると、「僕は、ストイックなところもあるかもしれないんですけど、もう8割、おっちょこちょい」と笑みを浮かべた鈴木さん。関西のイントネーションの違いや、関西あるあるトークで盛り上がりながら、穏やかなインタビューとなりました。
おふたりの柔らかな空気感が伝わるポートレートとあわせて、インタビュー全文はぜひ誌面でチェックしてくださいね(阿部文香)
CUT4月号は現在以下にて購入可能です。