やっとやっと観れた!『ファンタスティック Mr. FOX』

やっとやっと観れた!『ファンタスティック Mr. FOX』

去年の8月、このブログで“すごく観たい”と紹介したウェス・アンダーソンの『ファンタスティック Mr. FOX』。http://ro69.jp/blog/cut/24579
ようやく日本公開が来年の3月に決まり(遅すぎ!)、やっとやっと観れました。

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』や『ダージリン急行』など、この世に生きる人間たちのメランコリアを独特に捩れたユーモアを用いて、コミカルに、ポップに見せてきた監督が手掛ける、児童向けの人形劇ということで(なにしろ原作は『チョコレート工場』のロアルド・ダール)、かなり気になる作品だったが、これが予想以上にスッキリストレートに観られるファミリー・ドラマだった。文学的になりすぎがちのアンダーソン映画だが、本作はもっとも観易いと言ってもいいだろう(まあ、子供向けだから当たり前と言えば当たり前だけど)。
(主人公以外は)キャラクターの造形も実にかわいらしいし、ドラマはもちろんのこと、ユーモアも、アクション(!)も、サスペンスも、きっちりと演出されている。
なんでもCGの流れに逆行する、ストップ・モーション・アニメのローファイっぷりも実に味があってヨイ。

こちらに関しては、近いうちにニューヨークの中村明美がウェス・アンダーソンのインタビューをゲットするはずなんで、公開時に展開したいと思います。ぜひぜひ。

ちなみに中村明美もブログで何回かに渡ってこの作品を紹介しているんで、未読の方は是非チェックしてください!
http://ro69.jp/blog/nakamura/27491
http://ro69.jp/blog/nakamura/27492
http://ro69.jp/blog/nakamura/27557
ではでは。(内田亮)

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