『おざなり君』、最終回。

『おざなり君』、最終回。

CUT5月号に掲載される分で、浅野いにお先生の『おざなり君』は最終回。
話数としては36話。
月刊誌での連載なので、きっちり3年間続けてもらったことになる。

浅野作品のなかでは、極めてシュールでブラックで、ナンセンスなギャグマンガとして始まった『おざなり君』だけど、回数を重ねるたびに徐々に真理的なテーマに近づいていった。
この最終回では、浅野先生が、このシュールな絵柄と、このナンセンスなバイオレンス描写を通してこそ言える、ある種の”本音”が出ていると思う。

ずっと読んでくれている方、たぶん、驚くと思います。
痛快だし、とにもかくにも潔すぎる。
ということを先生に伝えたら、「妙に素直に描けた」と言ってました。

読者のリアクションが楽しみ。(小柳)
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