ラース・フォン・トリア、カンヌ出禁!

ラース・フォン・トリア、カンヌ出禁!

現在行われているカンヌ映画祭で新作『メランコリア』を披露したラース・フォン・トリアだが、なんと映画祭からの出入り禁止を食らってしまった。
問題となったのは記者会見における彼の発言。

その内容とは……

「ずっと自分がユダヤ人だと思っていて、ユダヤ人であることに喜びを感じていた。でも(ユダヤ系の)スサンネ・ビア(監督)と出会い、その喜びはなくなった。そしたら自分はナチスであることを知ったんだ。どうやら家族はドイツ系らしい。それには大満足したね。なんていうか、自分はヒトラーのことを理解しているからさ。同感できる存在だよ」。

これは酷い。
同席していた、出演者のキルスティン・ダンストとシャルロット・ゲンズブールも、監督のあまりにもタブーな発言に言葉を失って、呆然としていたそう。
一応、その日のうちに謝罪したそうだが、映画祭は監督を追放することにしたとのこと。

作品では常に人の神経を逆なでるようなことばっかりしている監督だけど、とうとうリアルに嫌われてしまったそうだ。

でも映画の内容は面白そう。
前にもこのブログで紹介しました。
http://ro69.jp/blog/cut/50469
とはいえ、映画祭での評価が賛否両論だったことは言うまでもないだろう。(内田亮)
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