「普通に」が嫌いだ。
ということを昨日延々と書きましたが、おかげでもうひとつ、
もっと嫌いな言い方があるのを思い出した。
テレビのグルメ番組とかで、こってりとんこつラーメンとかを
食べたレポーターとかタレントの決まり文句。
「意外にあっさりしてますね」
いつも思う。
ならば、すうどんを食え。
あるいは、同じシチュエーションで、チョコとかケーキとかを
食べた時の決まり文句。
「あ、あんまり甘くないですね」
これも、いつも思う。
ならば、センベイでもかじってろ。
というような、「何かを食べた時に、その食い物の特性とは
逆の感想を言うのが、イコール誉めてることになる」
みたいなこの習慣、一体なんなんだろう。
だって、こってりしたもん食いたいから、とんこつラーメン屋に
入ってるわけでしょ?
甘いもん好きだから、チョコとかケーキとか食いたいわけでしょ?
「薄味なのが上品」とか、「あっさりとか甘くないとか、そういうのを
好むほうが味をわかってる人」みたいなアピールなのかもしれないが、
そんなん、そもそもとんこつラーメン屋に入っている時点でアウトだ。
上品な人はそんなもん食いません。
だったらもう振り切って、
「うわ、脂ギトギト! スープに火を放ちたいくらい!」
とか、
「ああっ、喉が焼けるほど甘い!」
とか言って喜べよ。
本当にそう思う。
そのくせ、激辛のカレー屋に行った時は、
「うっわ! 辛い!」とオーバーにリアクションするのにも、腹が立ちます。
「あ、意外に辛くないですね」って言えよ。
だったらまだ筋が通ってるのに。
マキシマム ザ ホルモンの「恋のおまじない」、そう、あの
「めんカタこってり!」、あれにいつも、大変に痛快で爽快な
ものを感じるのは、そこだと思う。いや、真剣に。
「一見こってりだけど実はあっさり」とか
「案外甘くない」とか、そういうこざかしさがないのだ。
言い訳しないのだ。
亮くんてそうでしょ。
たとえ脂ギトギトでも、ニンニク致死量でも、
いや、「でも」じゃないな、だからこそ、
「いいの、これが旨いの! 俺はこれが本当に好きなの!
だから、みんなが食っても旨いはずなの!」
っていう、猪突猛進な、言い訳なしの、体当たりなやりかたで、
音楽を作る人だと思う。
だから、あんなにすばらしいんだと思う。
ナヲちゃんのブログ、3月4日にアップされましたね。
あと2ヵ月でご出産だそうです。