角川映画のコンピ・アルバム

角川映画のコンピ・アルバム

我々RO69の編成チーム(雑誌でいう編集部です)には、
日々、レコード会社やマネージメント各社から、「この情報、ニュースにしてください」
みたいな一斉送信メールが、届いています。
で、今日届いて、個人的に「おおっ!!」と思ったものの、
ロック中心の音楽サイト、RO69のニュースとしては、はたしてどうなのか、
というニュースがあったので、このブログで取り上げようと。


「角川映画主題歌集デラックス」というコンピレーション・アルバムが、
EMI MUSIC Japanよりリリースされます。
発売日は1月26日(水)。品番はTOCT-27034・35、定価は税込4,200円。

とりあえず、35歳以下の人は、私のような「おおっ!!」感はないと思う。
20代だと、さらに、「何がうれしいの?」だと思う。
ただ、角川映画の一大ムーブメントが日本中を覆い尽くした、
70年代後半~80年代前半に、小学生・中学生・高校生だった、
現・おじさんおばさんは、かなりくるものがあるのでは。と思います。

なお、上のジャケットと定価と品番は、サントラCDや特製ブックレット
などが付いた豪華限定盤で、主題歌集のみの通常盤もあるそうです。
そっちは「デラックス」が付かないタイトルで、税込2,200円、品番はTOCT-27036。

以下、収録予定曲をコピペ。最後の「 」は、映画名です。


【限定版Disc1収録予定曲】
1. 大野雄二プロジェクト / 愛のバラード(Instrumental)…「犬神家の一族」
2. ジョー山中 / 人間の証明のテーマ…「人間の証明」
3. 町田義人 / 戦士の休息…「野生の証明」
4. 前野曜子 / 蘇える金狼のテーマ…「蘇える金狼」
5. 松村とおる / 戦国自衛隊のテーマ…「戦国自衛隊」
6. ジャニス・イアン / You are love…「復活の日」
7. 南佳孝 / スローなブギにしてくれ…「スローなブギにしてくれ」
8. 松任谷由実 / 守ってあげたい…「ねらわれた学園」
9. 薬師丸ひろ子 / セーラー服と機関銃…「セーラー服と機関銃」
10. ローズマリー・バトラー / 汚れた英雄…「汚れた英雄」
11. ローズマリー・バトラー / 光の天使…「幻魔大戦」
12. 薬師丸ひろ子 / 探偵物語…「探偵物語」
13. 原田知世 / 時をかける少女…「時をかける少女」
14. ジョン・オバニオン / 里見八犬伝…「里見八犬伝」
15. 原田知世 / 愛情物語…「愛情物語」
16. 薬師丸ひろ子 / メイン・テーマ…「メイン・テーマ」
17. 渡辺典子 / 晴れ、ときどき殺人…「晴れ、ときどき殺人」
18. 薬師丸ひろ子 / WOMAN~Wの悲劇より…「Wの悲劇」

【限定版Disc2収録予定曲】
1.「愛情物語」 DAINCING IN THE NIGHT ジル・コルッチ
2.「愛情物語」 地下鉄のザジ 原田知世
3.「犬神家の一族」  愛のバラード 金子由香利
4.「里見八犬伝」 八剣士のテーマ(White Light)  ジョン・オバニオン
5.「探偵物語」 序章 <Instrumental> <加藤和彦>
6.「探偵物語」 そうよMambo 秋川リサ
7.「Wの悲劇」 野外ステージ<Instrumental> <久石 譲>
8.「Wの悲劇」 劇団「海」<Instrumental> <久石 譲>
9.「メイン・テーマ」 プロローグ<Instrumental> <塩村 修>
10.「メイン・テーマ」 4WDのバラード<Instrumental> <塩村 修>
11.「汚れた英雄」 汚れた英雄<Instrumental> <甲斐正人>
12.「汚れた英雄」 THE LAST HERO ローズマリー・バトラー


どうでしょう。「おおっ!!」でしょう、これは。おじさんおばさんにとっては。
私、子供の頃、角川映画マニアだったとか、薬師丸ひろ子の大ファンだったとか、
そんな事実は別にありません。
でも、そんな奴でも、「セーラー服と機関銃」は映画館まで観に行ったし、
DISC1収録の18曲の半分以上は口ずさめる。
「セーラー服と機関銃」は、曲を書いた来生たかおが歌っているバージョンもあって、
そっちは「夢の途中」という曲名で、1番のAメロのケツんとこの歌詞が違う、とか、
「メイン・テーマ」の南佳孝バージョンは「STANDARD NUMBER」という
タイトルで、もっと大幅に歌詞が違う、とか、そのぐらいのことは、知っていたりする。
つまり、当時の小中高生にとって、角川映画とその主題歌って、
それくらいでっかいものだったわけです。
小中高生だけじゃないか。大人にとってもそうか。

まあ、今思うと、当時の角川映画というのは、
映画と本の両方で商品になって、それがテレビ・ラジオ・雑誌などで
ものすごい量で宣伝されるという、いわばメディアミックスの先駆けだったのでした。
考えたら私も、これらの曲の大半、当時どこでよく聴いたかを思い出すと、
ほとんどが「ビートたけしのオールナイトニッポン」だし。


あ、さっき、私、特に角川映画ファンだったわけではない、と書きましたが、
横溝正史シリーズは大好きでした。金田一耕助ね。
ただ、私、原作のファンだったので、歴代の金田一耕助の中で
一番好きなのは、映画ではなくテレビ版の古谷一行です。
Kjのお父さん。
一般には、角川映画版の石坂浩二の評価が高いですが、
原作のファンとしては、金田一耕助は「もじゃもじゃくせっ毛の長髪の小男」であって、
石坂金田一は「背がでかすぎる」「長髪だけど直毛」なところが、
「違う!」と思ったのでした。
古谷金田一は、ちゃんともじゃもじゃしてたし、小男だったし。
って、今調べたら身長170cmで、そんなちっちゃくないけど。


何を書いてるんだかわからなくなってきたので終わります。
作品の特設サイトはこちら。当時の映画も、DVDでばんばん出るようです。
http://www.kadokawashudaika.com
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