終わってからもう10日が経ちますが、「JAPAN JAM 2011」の話です。

例によって我々ウェブ班は、クイックレポート制作に勤しんでいたわけですが、
今回、会場レポートの中で、5月4日に、ひっそりと新ネタをやりました。

「フェスメシ全店実際に食べてひとことレビュー」という企画です。
これ。http://ro69.jp/quick/japanjam2011/detail/50903

企画ってほどじゃないか。でもこれ、実は前からやりたかったんだけど、
できなかったのでした。
夏のROCK IN JAPAN FES.も、冬のCOUNTDOWN JAPANも、店舗数の多さと
我々スタッフの頭数を考えると、物理的に不可能だからです。
というか、そんな余裕、ないからです。

かといって、「じゃあ全部の中からうまいとこ10店舗だけ選ぼうよ」
みたいな、不公平なことはできないし。
我々はロッキング・オンの人間であって、つまり、立場としては、
出店していただいている側なので。

ただ、今回、フェスの規模が夏や冬ほどではないので、フェスメシの数も違う。
全部で10店舗。10店舗だったらできるじゃん！　というわけで、
RO69「ITさん」俵と僕で、事前に準備して、当日、実行したのでした。

「実際に食べる奴をひとり1品目にしよう。
ひとりが食い続けると満腹になって、判断基準が狂うから」

というのと、

「誰が食ったかわかんないと言葉に責任感がにじまないから、
食った奴の名前を入れよう」

というのは、現場で思いついたことですが。

で、私は、編集に徹して、自分ではコメントしなかったんですが、
ひとくちずつもらって、いろいろ食べてはみた。
で、真剣に、びっくりした。

あの、今のフェスメシって、ほんとにうまいんですね。

いや、知らなかったんです。夏も冬も食ってないし。当然ですが。

じゃあフジ・ロックとかサマソニではどうなんだ、という話になるが、どっちもここ数年は、
「ひとりで死ぬほど歩き回りながら、RO69にブログをあげまくる」
というすごし方になっているので、ほとんど飲み食いに神経が行っていなかったのです。
食事が「楽しみ」というよりも「空腹を止めるもの」になっていた、というか。
だから、並ばずにさっと買えてさっと食えるもの、というセレクトばかりしていた。

フジに至っては、深夜のレッドマーキー前で、ようやく一息つく、
さあビールとおつまみだ、というのが習慣化しているが、
その時も、ここ数年、苗場食堂のおしんこと
卵かけごはんしか食べていないことに、今、気づきました。
夜中に油が強いものを食べるのがしんどいんですね、
オーバー40としては。

つまり、フェスで、わあわあ言いながら、楽しくいろいろ
飲んだり食ったりしていたのって、私の場合、ずいぶん前の
話であって、その間にフェスメシがこんなに進化していたことを、
知らなかったわけです。

JAPAN JAM、店舗数が少ないだけあって、
よりすぐりのハイ・クオリティな食べ物が集まった、
ということだったのかもしれませんが。
でもほんと、ハンバーガーをかじっては、
「うわ！ パン、カリカリじゃん！」と叫んだり、
鶏のまぶしとろろ丼を試しては
「うわ！　ほんとにうまい！」と叫んだり、というような状態でした。
私だけじゃなくて、クイックレポート班みんな。

夏のROCK IN JAPAN FES.では、どのようなことになるのか、
フェス事業部飲食担当加藤亮祐ならぬ身の私はわかりませんが、
楽しみにしていてよいのでは、と思います。


長くなってきたので次回に続く。
写真は「JAPAN JAM 2011」の飲食エリア。