syrup16gはやはり化物だった

syrup16gはやはり化物だった

ほぼ開演時間きっかりに客電が落ち、怒号のような歓声と拍手の中現れた、
五十嵐隆、中畑大樹、キタダマキという紛れもないsyrup16gの3人。
まだ東京と大阪公演が残ってるため、具体的なセットリストには触れないが、
再びシロップの心臓に血液が勢いよく流れ始めたことを告げる中畑のパワフルなドラムから幕を開けた、一瞬も戦慄が解けないライブだった。

天才的なソングライターである五十嵐隆がなぜsyrup16gに執着し続けるのか。
やはりsyrup16gとは他の何でもないとんでもないバンドなのだ。
楽曲の普遍性が弱まるどころか、さらに強大になっているところにも驚いた。

何度もフロアから上がる「おかえり!」「待ってたよ!」「シロップ最高!」といった声援に、
五十嵐は照れ臭そうに「ありがとうございます」を繰り返していた。

ファンの間で「葬式」と称されている伝説の解散ライブから6年半、壮絶な復活劇だった。
次号『ロッキング・オン・ジャパン』11月号(9月30日発売)にレポートを掲載します。

写真はスタッフの方が着ていた『再発』Tシャツ。(小松)
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