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    ヘルマン×ジェリーリー(復活!)×髭!!!

    ヘルマン×ジェリーリー(復活!)×髭!!!

    Hermann H.& The Pacemakers主催イベント、対バンは復活!のTHE JERRY LEE PHANTOM、そして髭。
    おまけに、DJとして髭のメンバーでもあったアイゴン、ハイスタ恒岡章、相対性理論・永井聖一と、なんだかすごいラインナップ。

    主催者であるヘルマンがトップで登場。
    7年間の活動休止を挟み、ここにくるまでに本当に色々とあったバンドだが、
    マシータ、ランクヘッド山下壮、ジェリーリーのTOMOTOMO
    clubという強力なサポートメンバーを擁し、多種多様なサウンドをミックスしたキレキレのオルタナロックを鳴らす今のヘルマンのライブはとても厚みがある。
    そしてやはり楽曲の強さが半端ない。これが15年前のライブハウスで鳴ってたんだよなあ。

    二番手は髭。
    「主催者でもない、再結成でもない、今日の三組の中で僕たちだけがいつも通りです!」と須藤寿は叫びつつ、
    特別なイベントに招かれたことへの感謝を度々口にした。
    シャープでグランジーな髭のオルタナロック、個人的には久しぶりに観たのだが、よりタイトになっていてかっこよかった。
    須藤はこの後の鶯谷での打ち上げのことが気になるらしく、「40分だけそのことを忘れさせてくれてありがとう!」と楽しそう。

    トリは2005年から活動休止していたTHE JERRY LEE PHANTOMが登場。
    再結成に至った経緯について、ヒサシ the KIDは
    「ヘルマンの岡本くんから電話がかかってきて、髭ちゃんがジェリーリーじゃないと出ないと言ってる」と言われたので、「じゃあやるか」と説明。
    「でも10年前もやめるなんて一言も言ってない。なんで引き受けたんだろうとずっとふわふわしてたんだけど、このステージに立ってそれがわかった」というようなことを力強く言って、大喝采を浴びていた。
    四つ打ちダンスロック、しかもストイック、というジェリーリーのサウンドは今聴いても新しくて目から鱗。
    ぎっしりのフロアは終始狂喜乱舞で踊りまくってたけど、特に本編ラストの“music lovers”“Freedom”の流れは感動的だった。

    強いメッセージのある良いイベントだった!(小松)
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