吉澤嘉代子、アルバム『東京絶景』を引っさげての全国ツアーファイナル@東京国際フォーラム ホールCを観た。
1年前、赤坂BLITZで観たのと同じような物語仕立て(本人は小芝居をはさむと言っていた)だったが、今回は上京したての女の子が様々な出来事を経て成長していく姿を表現していくステージ。
アルバムの楽曲はもちろん、これまでの彼女の楽曲が随所で光っていたのが印象的だった。
魔女になりたかった少女が音楽という魔法を手にして、辛いことだらけの日常をキラキラの絶景に変えるまで――物語が進むにつれ、過去の楽曲からも、最新曲からも彼女自身の歌、ヴォーカルのしなやかさがどんどん増してきていることが伝わってきて、それが本編ラストの“東京絶景”に収束していくさまにぐっときた。
新作制作中であることもMCで教えてくれたけれど、次はどんな世界を見せてくれるのか、本当に楽しみになる素晴らしいライヴだった。(塚原)
吉澤嘉代子のライヴ、名演だった
2016.04.30 22:13