メジャー第1弾作品となる1stフルアルバム『回転する』をリリースするIvy to Fraudulent Gameに初ロングインタビュー。
彼らの音楽はなぜ、「共感」や「一体感」といったロックバンドのライブの「規定演技」的な物差しとは別の地平で、「音楽」と書いて「衝撃」と読むかのような凄絶な輝きを放っているのか?という点について、バンドメンバー4人の構造論にフォーカスを当ててじっくり話を訊いてみた。
福島由也(Dr・Cho)が全詞曲を手掛けているIvy to Fraudulent Game。本番のレコーディングが「デモの『ただの音質上位互換』」にならないように、完璧なデモ音源(マスタリングまで仕上げてくるそうだ)を作り上げ、寺口宣明(Vo・G)ら他のメンバーがそのハードルに挑む――といった緊迫した関係性はそのまま、聴く者に対しても一切の妥協を許さない彼らの音楽性と地続きのものだ。ということがリアルに伝わる内容になったと思う。
12月9日からはワンマンツアーもスタート、来年2月のファイナル=BLITZ公演も楽しみ。インタビューはぜひ発売中の『ROCKIN'ON
JAPAN』1月号にてご一読を。(高橋智樹)
Ivy to Fraudulent Gameの鳴らす「衝撃」は僕らのロック観を凌駕する
2017.12.01 19:46