BIGMAMA、メジャー1stアルバム『-11℃』が最上級にロックでアートでポップな理由

BIGMAMA、メジャー1stアルバム『-11℃』が最上級にロックでアートでポップな理由
メジャー1stアルバム『-11℃』リリースに先駆けて、リード曲をファン投票で選曲するというトライアルを行っていたBIGMAMA。
12曲の中でも特に“Step-out Shepherd”“Ghost Leg”の2曲が飛び抜けて票を集めていたあたりに、「BIGMAMAらしさ」をシーンに/世の中に明快にプレゼンしようとするファンの想いが窺える。そして、投票用の視聴音源ではなく、アルバム12曲をフルで聴いて「どの曲が好きですか?」と問えば、投票結果はきれいに12等分されるに違いない――と思わせるほど、ひとつひとつの楽曲に物語と意志が確かに宿っている。そんな1枚だ。

メジャー移籍第1弾シングル『Strawberry Feels』時の金井政人(Vo・G)単独インタビューに続き、今回は金井と柿沼広也(G・Vo)に取材。
「もっと孤立するべきだと思ったし、美しいためにはもっと潔癖でなければいけないと思った」……そんな金井の言葉は、BIGMAMAの音楽がどこまでも凛としたロックでありアートでもあり続けている理由と、それが結果としてポップミュージックという刹那的で切実なコミュニケーションと密接にマッチしている理由そのものに思えて、話を聞きながら胸が熱くなってしまった。

今作『-11℃』の中で、奇しくもこのふたりが「推し曲」として選んだ2曲は一致していたとのこと。
ちなみに、僕が今回のアルバムで「BIGMAMA史上では新しいし、個人的にも好きな曲」として取材中に挙げた2曲は上記の投票で最下位の2曲だったのだが、そのうち1曲はふたりの「推し曲」のうちの1曲でもあった。
それは一体どの曲か?というのは、10月30日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』12月号のインタビュー記事中でぜひ確認していただければと思う。(高橋智樹)
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