yonigeが最新作『HOUSE』で見せた新たな魅力とは? 牛丸とごっきんにインタビュー!

yonigeが最新作『HOUSE』で見せた新たな魅力とは? 牛丸とごっきんにインタビュー!
まとまった音源としては、メジャーデビューアルバム『girls like girls』以来、約1年ぶりのリリースとなった最新作『HOUSE』。すでにじっくり聴き込んでいる人も多いと思いますが、yonigeの飄々とした潔さはそのままに、楽曲が深みを増して、より多くの人の共感を得るような普遍性を携えた歌詞やサウンドには、バンドとしての大きな「変化」を感じます。

まず、先行して夏フェス会場限定でリリースされた“リボルバー”で見せた、yonigeのその「変化」とは、実は牛丸ありさ(Vo・G)の音楽に向かう気持ちの変化そのものだったということが、前回のインタビューで明らかになったことでした。歌詞も音楽性も、牛丸自身が「もっとキャッチーなものを書かなければいけないのでは」という思いにかられ、曲作りが「面白くなくなってしまった」という、悩みの時期にあったのだと。そうした思いから解き放たれて作ったのが“リボルバー”であり、だからこそ、次のミニアルバムの制作にもポジティブな気持ちで取り組めていると、そう言っていたのが、この7月くらいのこと。

その言葉を聞いて、新作への期待はすごく高まったし、実際、予想以上に素晴らしいアルバムになって、牛丸がまた曲作りを楽しめていることは、収録された楽曲たちを聴いて、歌詞を読んで、すぐに伝わってきました。これまでの「サビにガツンとインパクトのある言葉を置く」とか、赤裸々に自身の思いをぶつけるように歌詞を書くスタイルとは違う、しみじみと頷いてしまうような、もっと深いところで共感して心が満たされるような、そんな作品になったと思いました。

というわけで、さらにふたりに話を聞くべく、この『HOUSE』ができあがった背景と、こうした変化作を生み出すことができた今の心境について、じっくりインタビューしました。ごっきん(B)が語った「このアルバムで牛丸の書いた歌詞とメロディとを聴いたら、ああ、一緒に年取るバンドになれる一枚だなって、めっちゃ思ったんですよ。これから先も過去もひっくるめて、yonigeにとってめちゃめちゃ大事な一枚なんやなあって思います」という言葉には、かなりグッときました。そのインタビュー記事が、現在発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』11月号に掲載されているので、お見逃しなく!(杉浦美恵)
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