9月1日にリリースされたケプラの2ndミニアルバム『This is 未来』。自分たちの音楽に何ができるのか、そしてケプラらしさとは何なのか?――ユーモアたっぷりで愛らしいバラエティ豊かな5曲は、バンドとしての夢や理想を模索しもがきながら進んできた彼らの記録だ。
ラストを締めくくる“未来で逢いたい“が素晴らしい。自分たちはこんなもんじゃない、でもどうしたらいいかわからない。そんなフラストレーションの爆発に、これまで以上に丸裸の彼らの姿を見たような気がした。でも不思議とそこに怒りはない。彼らの瞳はまっすぐで、4人でバンドをやっているんだという輝きと希望が、うまくいかない現実も暗い気持ちも凌駕していくからだ。その空気に自分も触れていたいと、そう思わせてくれる。(竹内ほのか)
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