今、飛ぶ鳥を落とす勢いで様々なチャートを賑わせているOmoinotake。
結成は2012年、堅実にキャリアを積んできたバンドです。これまでも“EVERBLUE”や“心音”など数々のヒット曲を送り出してきましたが、その名を大きく広げたのが今年1月に配信スタートした“幾億光年”。
Omoinotakeがただただカッコいいのは、この特大ヒット曲を「踊れて泣ける」というバンドの軸からブレることなく作り上げたということ。複雑なリズムパターン、サビの高揚感、美しい日本語詞、どこか郷愁を感じさせる歌声──すべてにオモタケらしさが満載のこの曲が、老若男女問わずすべての人の心を揺らす楽曲として街中で響いていることが、いちファンとしても嬉しくてなりません!
発売中のJAPAN7月号では、そんな“幾億光年”の先で届けられた新曲“蕾”を中心に、Omoinotakeの今について深堀りしていきました。TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第7期エンディングテーマとして書き下ろされた“蕾”も、フレーズごとに変幻自在に変わるリズムの中で叙情溢れるサウンドが躍動する名曲。その陰にはビートに対するこだわりや、『ヒロアカ』の物語にとことん向き合ったエモアキさんの熱い想いがたっぷり込められていました。
9月からは初の海外公演となる台北公演を皮切りに全国各地を回るツアーも開幕。先日、Awkmiuのライブでのゲストアクトで“幾億光年”と“蕾”を聴きましたが、今のオモタケのポップスの結実であるこの2曲はライブも素晴らしかったです。夏にはROCK IN JAPAN FESTIVALの出演も控えていますが、JAPANに刻まれた言葉でも、ライブの舞台でも、オモタケの「今」をしかとチェックしてください!(畑雄介)
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