Arakezuriの熱さに絆された夜だった

Arakezuriの熱さに絆された夜だった
響き渡るシンガロング、無数に突き上がる拳が、この日のライブの素晴らしさを物語っていた。
満員のクアトロ、まるでツアーファイナルかと思うような盛り上がりは、会場にいた誰もがもう体力のすべてをここで使い切っていい、そう決めているかのようだった。

《TikTokじゃなくてYouTubeでもなくて/あなたの目の前で歌を歌いたいのさ》


こう“時代”で歌っていたけれど、本当に今目の前で起きているArakezuriと観客同士のエネルギーの爆発が、「これこそがライブなんだ」と思わせてくれた。他では得られない活力がそこにはあったし、いろいろな「バズ」が取り沙汰される時代だからこそ、そんな尺度がどうでもよくなるほどの感情の昂ぶりを与えてくれるライブだった。

週末の大阪で迎えるクアトロツアーファイナルはもちろん、その先に控える9周年ツアーもとんでもない熱量になるはずだ。目の前で歌を届けたい──そんなArakezuriの真っ直ぐな思いが、これだけの熱狂を生む。そのことを、この日のライブは何よりも雄弁に証明していた。(江口祐里)
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