ついに全容が発表された11月3日、文化の日リリースのニューアルバム『オカモトズに夢中』。
1曲目「20」は、今まで安易に意味を歌に込めることを避けてきた彼らの濃縮されたメッセージが、濃い精子みたいにドクッと(すんません、でもそんな感じ)出た1曲。
よくドラムのレイジが自分たちのことを皮肉っぽく「温室育ちなんで」というが、温い時代の中でまっすぐ研がれたOKAMOTO'Sならではの熱さがはっきりと感じられる曲がついに生まれた。
歌詞とメロディが特に今回は大きく変化しているのだ。
あとカヴァーが今回も凄い。
前作は、ザ・フーとルースターズとリンク・レイだったが、今回はジョー・ジャクソン、ゆらゆら帝国、RUN-D.M.C.。
ゆらゆら帝国の「美しい」を、10代のバンドがビートパンクやメロコアをカヴァーするくらいのカジュアルなノリでカヴァーしてしまっているのも彼らの異常さが出ているが、RUN-D.M.C.の「Walk This Way」がすごすぎ。
原曲のエアロスミスじゃなくて、RUN-D.M.C.のほうを敢えてロックバンドで完コピに近い感覚でカヴァー(エアロスミスのフレーズも織り込まれてるが)。
19才の呼吸感でそれを完璧に乗りこなすことによって、それが2010年型の新鮮なグルーヴになっている。
早くみんなに聴いてほしい。(古河)