ムック武道館、2日目終了。最後に、深く深く頭を下げて丁寧にギターを置いたミヤの姿が印象的だった。闘い抜いた後のスポーツ選手のような精悍さというか。みんな、すべてを一旦、出し切ったようなライヴだった。
昨日ツアーファイナルを終え、レーベル移籍を発表。そして今日は、1997年から2011年まで、約3時間半におよぶ、濃密な14年間のクロニクル。
一曲一曲、懲りまくった演出に、楽曲への愛情が伝わってくる。
置き去りにされた孤独と疎外感と被害者意識がとぐろをまいた内省的な暗黒パワーの初期の楽曲が、ヘヴィロックやダンスビートという武器を手に入れて外側の世界に開かれてゆき、アンコール“優しい歌”でレゲエのリズムにのったワン・ラブ的一体感にたどり着く旅は、感慨深い物語があった。
本編ラスト、“9月3日の刻印”が壮絶だった。
《大人たちよ 思い出せ/自分達が還るべき場所はどこなのか》
《大人たちよ気づいてくれ/自分達の醜さに/気づきそしてつぐなってくれ/おかした罪のことを》
ヴィジョンに映し出された歌詞の告発が、今、あまりにリアルすぎて震えた。
と同時に、バンドが孵化する瞬間の凄まじいエネルギーを感じた。
詳しくは、明日アップのライヴレポートを読んで下さい。
JAPAN次号は間に合わないので、6月発売号にて。
そして、初出演となるロック・イン・ジャパン、ムックが生まれたこの地で彼らはどんなステージを観せてくれるのか?早くも楽しみになってきた。(井上)