9.11から10年、3.11から半年を経た昨日、結局、語るべき的確な言葉を見つけられないまま今日を迎えた。発売されたばかりの、女王蜂のメジャーデビューアルバム『孔雀』を聴きながら、ひとつだけ思ったことがある。
悲しみから怒りや報復や絶望を生み出すのではなく、愛とエンターテインメントという喜びを生み出す彼女らこそ、今この時代に必要な存在だということだ。
自由と寛容を失った社会はテロリストの勝利をまねきかねない、とテロ直後にニューヨーク大教授が言った言葉が、天声人語に引用されていた。女王蜂は、そんな社会に風穴をあける存在だと思う。
自分が、加害者であり被害者である(被災地の方にくらべれは今は微々たるものであったとしても)という事実を常につきつけてくれる。
『孔雀』を聴いてほしい。生の女王蜂を観てほしい。最新号の初インタビューをぜひ読んでほしい。自分にとっても忘れられないインタビューとなった。(井上)