cinema staff、進化の途上で
2012.07.15 23:25
EP『into the green』のリリースを記念して、
バンドの地元・岐阜と東京だけで行われたワンマンライヴ「望郷」。
の、東京編。会場は恵比寿リキッドルーム。
結果からいうと、ものすごくいいライヴで、
今、cinema staffがいかに充実した前進のときを迎えているかが手に取るように分かった。
途中機材トラブルがあって、わりと長い時間演奏が途切れてしまったのだが、
そこからの盛り返しが見事の一言。
古い曲からリリース前の新曲まで、バンドのこれまでの歩みを総括するような
セットリストだったのだけど、全然「歴史」にならない。
全部が今のcinema staffの音になっている。当然、素晴らしいことだ。
アンコールではなんと9mm Parabellum Bulletの“Talking Machine”をカヴァー。
わざとなのかcinema staffがやるとそうなるのか、ハードロック風でおもしろかった。
三島(B)がMCで言ったところでは、
初めてリキッドルームでライヴを観たのが9mmのワンマンだったそうで、
そこでこのカヴァーをやろうと思ったようだ。
ミニアルバム『SALVAGE YOU』のリリース(9月5日)と、
その後10月から全国ワンマンツアーを行うことも発表。
11月9日、再びリキッドルームに帰ってくる彼らが、
どんだけ進化しているのか、今から楽しみ。(小川)