今日発売となったWiennersのセカンドアルバム『UTOPIA』。
Wiennersというと超速ハードコアパンクに
シンセとポップなメロディを載せて爆走するバンドだったわけだが、
いまの彼らは違う。昨年ミニアルバム『W』を出した頃から
どんどん変化と成長を続けてきたバンドは、
そんな一点突破のスタイルに別れを告げ、
より広い世界で、より普遍的な(つまりポップな)「歌」を聴かせようとしている。
『UTOPIA』はその最初の成果だ。
はっきりいってとっちらかっているし未完成だけど、
とにかく前へ進む力がすごい。
まっしぐらに新しい世界を目指している。
そのドライヴ感が気持ちいい。
で、その記念すべき発売日の今日、
Vo・Gの玉屋2060%にインタヴューした。
ライヴであんなはっちゃけているくせに、
じつはかなり真面目ではっきりとしたヴィジョンと思想を持っている男。
もう、言葉の端々から自信と手応えがはみ出ていて、
よかったなあとしか言いようがなかった。
JAPAN10月号(8月30日発売)に掲載します。(小川)