DIR EN GREYのTOUR2012 IN SITUのツアーファイナル、東京国際フォーラムを観た。
都内でのホール公演は久しぶりだが、演出や音響など含めて『DUM SPIRO SPERO』の深遠な世界をどっぷり描くのにすごく合っていたと思う。
ツアーファイナルということもあるが、前半の"DIABOLOS"、"流転の塔"、"AMON"など、10月にSHIBUYA-AXで観た時よりも一層スケールを増して感じた。
京の声帯の不調による実質的な活動休止から、バンドが復活した今回のツアー。
だからこの1年のオーディエンスの心配や飢餓感は半端なものではなかったが、それらをまとめて返すのに余りあるほど、今夜の京のパフォーマンスは凄まじかった。
たとえば"蜜と唾"の鬼気迫る表現から、ステージ後方のスクリーンいっぱいに自らを映し出した"THE BLOSSOMING BEELZEBUB"の流れは、表現者としてさらに高い次元へ到達するようだった。
先週リリースされた新曲"輪郭"も美しかったし、
アンコールの"VANITAS"と"ain't afraid to die"は、今の時代に鳴らされるべき、凜とした強さと優しさに満ちていたと思う。
音もメッセージもこれ以上ないほどヘヴィなのに、DIR EN GREYのライヴの終演後はすごく晴れやかな気分になる。
苦悩や絶望を容赦なく表現するからこそ、その先のかすかな光が確かな実感をもって感じられる。
やっぱりこんな場所を作れるバンドは他にいないと、再確認した夜だった。
ちなみに京は最後にひとこと、「今年、心配かけました。また、来年」と残して去っていった。
また会場では今後の重大発表もあり。
オフィシャルからのアナウンスもこれからあるはずなのでお楽しみに。
そして12月31日には、COUNTDOWN JAPAN12/13に出演!
どんなセットリストなんだろうとか考えただけでワクワクしてくるが、とにかくDIR EN GREYのライヴの衝撃は、一人でも多くの人が体験すべき。観たことがない人にこそ、この機会に観て欲しい。(福島)