秦基博、『Signed POP』の決意が溢れ出たNHKホール公演!

秦基博、『Signed POP』の決意が溢れ出たNHKホール公演!

アルバム『Signed POP』を引っさげた全国ツアーのNHKホール公演を観てきた。
自分の署名入りのポップという意味で、『Signed POP』と名づけたアルバムに、
秦 基博がどれほどの決意で臨んだのか。想いの強さを見せつけられるライヴだった。
終演直後には感情がぐしゃぐしゃに揺さぶられすぎて、
ちゃんと言葉にできそうになかったので、一晩あけてじっくりとこのブログを書いてみる。

先日、『Signed POP』の取材をした時に秦は、
「人間を表現できたら良いなっていうのがまずあった」と言っていた。
アルバムを通じて、歌の中に出てくる人たちの営みや気持ちを、秦なりの人間の姿として描き、
そこにしっかりと聴き手も自分を投影できるようにとつくったのが『Signed POP』だ。

ライヴではそれを踏襲するように、1曲ごとの豊かな表現と演奏が当然ありつつも、
(強靭なサポートメンバーにガチンコで対峙する秦もすごかった!)
ひとつの曲が別の曲を補うように響きあって、多面的な人間の心を――
ひいては、何の拠りどころもない人生をなんとか生きていかなくてはいけない人間の姿を、
生々しく映し出していたと思う。

秦 基博といえばバラードを静謐に歌うシンガーというイメージもあるかもしれないが、
ライヴでは曲を重ねるごとに抑えきれない衝動を爆発させ、歌はどんどん激しさを増していく。
秦のマインドにある、優しいだけじゃない、爽やかなだけじゃない部分がライヴでは色濃く出て、
その部分が、秦の音楽を支える根源にもなっていると思う。そうやって、
自分の心をエグるように、内にある全てを吐き出すことで 、秦 基博は人間を歌っていた。
そして聴き手は、感情の置きどころを見失うほどに心を揺さぶられてしまうのだ。
本当に素晴らしいライヴだった!

ちなみに最新号の『bridge』74号では、『Signed POP』の全曲解説インタヴューを掲載しています。
秦 基博が今回のツアーで表現を飛躍的に進化させた理由がわかる内容でもあると思うので、
ぜひ読んでみてください!季刊につき、まだまだ好評発売中です。(秦)
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