今日、5月29日は小南泰葉のメジャー1stアルバム『キメラ』の発売日。
壊したい、傷つけたいというサディスティックな衝動と、皆を優しく包み込みたいという愛情――矛盾するふたつの感情の間で揺れ動くシンガーソングライター、小南泰葉の姿がくっきりと浮かび上がるアルバムだが、素晴らしいのは、そんな揺れ動く自分を隠すことなくそのまま聴き手にぶつけてくること。その「度胸」が、歌の強さにしっかりと結びついている。

現在発売中の『bridge74号』ではアルバム『キメラ』について訊いたインタヴューを掲載しています。

「人がいなくなる悲しみを我慢できなくて、だから自分が先にいなくなりたい。そういう気持ちを歌ったんです」

彼女の表現の本質を捉えたテキスト、アルバムと共にひとりでも多くの人にチェックして欲しい。そして今日、RO69のニュースでお伝えしている通り、初の全国ツアーも決定（
http://ro69.jp/news/detail/82954）。彼女のこれからが、ますます楽しみ。（塩澤）