土曜日はZepp DiverCityで、佐野元春『SOMEDAY』の再現ライヴを観てきた。
これは、MUSIC ON! TVが主催する「名盤ライブ」の第一弾となるもの。

1982年に発売されたアルバム『SOMEDAY』。
リリース年に生まれた自分はリアルタイムで体感できてはいないけれど、決して色あせることのないメッセージと虹色に輝くポップネスに心を動かされずにいられなかった。
まったく過去の回想なんかではなく、今の物語として鳴っていた点も感動的だった。
そして、スマートでありながら情熱に溢れた佐野の歌声とパフォーマンスは、生きざまを表しているようで本当にかっこいい。

ライヴを目にしてみて、改めてこの作品の素晴らしさを確認するとともに、名盤というのは聴く人の奥深くに何かを植えつけていくものであり、それは知らず知らずのうちに育ち、自分の糧になっていくものだと思った。
歌詞を一緒に口ずさむ笑顔のお客さんたちを見て、そんな風に作品と人生を重ねられる幸せを感じた。

このライヴの模様は、１月にMUSIC ON! TVで放送されるそう。
また、佐野元春 and COYOTE BANDはCOUNTDOWN JAPAN最終日に出演が決定している。ぜひチェックを！（小新井）