今年もジョー・ストラマーの命日

今年もジョー・ストラマーの命日

★今日=2010年12月22日は、ジョー・ストラマー(元ザ・クラッシュ)の8周忌。

しかし今年は激寒。

先週末の17日~18日から欧州全体でまた大雪が降り、
ここロンドンでもガトウィック、ヒースロー、シティ3空港が何日も閉鎖。
国中の国鉄線や道路(英国の南北を繋ぐ高速道路)もむろん閉鎖。
今年のUKはなんと「1910年/気象庁始まって以来、最も寒い12月」の記録を作った、という。

英国最大のヒースロー空港でも相次ぐ欠航便が重なり、
パリのシャルル・ドゴール空港やドイツのフランクフルト、ミュンヘン空港etcでも欠航便or閉鎖の嵐。
恐らく世界中のキリスト教圏で「1年で最も混むクリスマス休暇&里帰り」期に何万人もの旅行客が足止めに、、、。
空港のターミナルで寝袋にくるまり3日も4日も夜を明かす家族連れや、
キャンセル便が相次ぐユーロ・スター発着駅キングス・クロス駅からも旅行客がはみ出し、駅の周辺に2キロもの行列(!)を作っている様など、
まるで難民キャンプみたいな光景が連日TVニュースで報じられている。


2002年12月22日にジョーが急死して以来、毎年欠かさず催してきた、
この「チョークファームの元スクウォット仲間によるジョーのトリビュート会」も今年は最大のピンチに、、、。

アメリカ在住組からはとっくの昔に「残念ながら欠席」のメールが来てたけど、
前日になってフランス、ドイツ、オーストリア在住組まで「航空便もユーロ・スターもダメなので、残念ながら欠席せざるを得ない、、、」のメールが。

昔のパンク仲間達も今はみんなそれぞれ異国で家庭を持ったり、
違う生活を築いたりするうちに、
お互いとの連絡も年々途絶えがちになってきてはいたけど、
今年はいったい何人が集まるんだろう?、、、。


★ちなみにこの動画は、ジョーが死ぬ約一ヶ月前=2002年11月15日に、
ロンドン郊外のアクトンで本人が企画した、
「ストライキ中の消防士組合」をヘルプするためのチャリテイ・ライヴ中の一場面。
このライヴではミック・ジョーンズも83年のクラッシュ脱退以来、19年ぶりにジョーと再会&飛び入り友情出演を果たした。

♪White Riot / Joe Strummer & Mick Jones(2002年11月15日)
http://www.youtube.com/watch?v=hu-02udB57w


もしこの恒例の「ジョーへのトリビュート会」が年々人が減り、
いつか取りやめになる日がきたとしても、
死ぬ間際まで「恵まれない人々を助けるため」に戦っていた、
ジョーの”世界一広い心”だけは永遠に忘れたくない。
児島由紀子の「ロンドン通信」の最新記事
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