今日は武藤彩未のデビューライヴ

今日は武藤彩未のデビューライヴ

武藤彩未のデビューライヴでO-EASTへ。

武藤彩未については僕はだいぶ昔から観ていて、思うところはたくさんある。
ソロアイドルは今多くなってきて、それぞれに個性と楽しさを提供してくれるが、彼女の佇まいには透明感と言ってしまうにはあまりに輝度の高い、ある種の高潔さがある。
それはほかの誰にも似ていないし、仮にほかの誰かが似せようとしても、おそらく難しいものだろう。
へりくだってもへりくだりすぎるところのない、盛り上げのお願いをしても決して痛々しくなることのない、凛とした空気感。
そういう意味では、的確な距離感と言ってもいいかもしれない。
そして、その高潔さが、彼女にとっての最高の個性になっているのはつまり、その高潔さが、武藤彩未を支え、突き動かす強固なストイシズムと完璧主義的なスタンスに根差しているからなのだと思う。
彼女が完璧を求める限り、この高潔さはより純度を高め、彼女自身の素晴らしい武器になっていく。

こうしてライヴを観ると、その佇まいの美しさはやはり際立っていると実感する。
武藤彩未のライヴには、努力によって獲得することができない気品と、努力によってしか持ち得ることのできない気高さがある。
とても正しい考え方をしている人なのだろう。

これからが非常に楽しみなシンガーだ。
先週発売になったアルバムも素晴らしい作品です。
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