JACK WHITE、ブラック・キーズ、メグ・ホワイトに謝る手紙掲載。全文訳。

JACK WHITE、ブラック・キーズ、メグ・ホワイトに謝る手紙掲載。全文訳。

ブラック・キーズは、ホワイト・ストライプスの「パクリだ」と言い、メグ・ホワイトのことは、友達でもないと「発言した」ジャック・ホワイト。私も書き立ててしまったジャーナリストのひとりですが。

詳しい内容はこちら。
http://ro69.jp/blog/nakamura/102909
http://ro69.jp/blog/nakamura/102458

アメリカでも、ここ数日それらの発言がヘッドラインを飾りまくりジャックは話題の人となっていました。が、今日謝罪文&事情を詳しく述べた手紙をサードマン・レコーズのサイトに掲載しました。

こちらです。
http://www.thirdmanrecords.com/news/view/an-apology-and-explanation-from-jack-white

文字通り「ジャック・ホワイトからの謝罪と説明の手紙」と題されたこの文書。非常に長いのですが、彼としては、雑誌のコメントだと部分的に掲載されてそれがセンセーショナルに伝わるので、それが嫌でここに全文掲載しますと書いてあるので、頑張って訳そうと思います。部分的におかしい箇所があるかもですが、すいません。

「今後俺が、今起きているようなナンセンスに追い回されるのではなくて、ミュージシャンとして全うに活動していくためには、俺が言ったこと、または、書いたことにまつわるネガティブなものをクリアにしておかなくてはいけないことが、明らかになった。そんなことをすれば、そのネガティブなことにより注目が集まってしまうので、俺としてはここで弁明することは乗り気ではないのだが。

俺は今、本来”舞台裏”で語ったショー・ビジネスに関する俺個人の非常にプライベートな見解や、または俺の家族や友達について、無理矢理語らされているような気分になっている。ああいうことを(注:ブラック・キーズはパクリだと言った元妻宛のメールがリークした)、俺は絶対に公で言ったりはしない。しかし、俺を悪者に仕立てようとした弁護士が、俺のプライベートなメールをリークしたわけだ。その理由は俺はいまだに理解できない。あそこに書かれていたコメントというのは、もっと大きなものの一部であって、それが何なのかはここでは上手く説明ができないものだ。しかも、それは非常にプライベートなことであるから、それをきちんと説明するべきでもない。

俺の本当に身近にいる人達だけが理解できることなんだ。

と言いつつ、ここでひとつだけ言っておきたい。俺はブラック・キーズの成功を心から祈っているとうこと。それから彼らの所属するノンサッチレコードの、成功も祈っている。ノンサッチは、素晴らしい歴史のあるレーベルだし、ブラック・キーズを世界に届けるために素晴らしい努力をしたと思う。それから、彼らのプロデューサーであり、ソングライターでもあるデンジャー・マウスの多大なる成功も、それから、彼らが雇いアルバムに参加したミュージシャンの成功も心から祈る。

プラスチックのギターを持った2ピースのバンドが世間から注目を集めることがどれだけ大変なことなのか、くらい俺にもよく分かっている。だから、ブラック・キーズが世間から注目を集められるのだったら、それを俺だって願う。それから彼らのアルバムがトップ10にい続けることを願うし、今後も素晴らしいアルバムを作り続けてくれることを願う。

それで、音楽産業のあり方についてのコメントだけど(注:エイミー・ワインハウスがいなかったらアデルは売れなかった)、あるバンドが登場したことでその後あるジャンルが人気が出ることについて語った件についても、その問題を悪化させずに説明するのはすごく難しかった。音楽誌であるローリング・ストーンに”ノー・コメント”という代わりにーーというのも、そう言ってしまうと、俺のほうが見方が狭いという風に見えてしまうから。だから、俺は可能な限り小さい部分を例にして説明しようとした。本来俺のコメントは、そういうミュージシャンを作り上げるプロデューサーとか、エンジニアとか、マネージャーなどに向けて発せられたもので、俺達が日々そういうものをつくり出すためにどういう作業を行っている人なら理解できるものだったはずなんだ。

だけど、そういう舞台裏が理解できていない読者にはよく分からないことなんだと、俺はしっかりと知っておくべきだった。なぜならその場合俺の言った言葉はすごくネガティブに聴こえるだけだから。それに俺は何も、自分が誰よりも上に立っていると言っているわけでもない。あれは、本当に”仕事上の”言葉であって、ああやって聴くと、必要以上にネガティブに聴こえてしまうのだ。

俺はワインハウスも、ダフィーも、ラナ・デル・レイも、アデルも、みんな素晴らしい才能の持ち主だと思っていて、それを侮辱するつもりなんてまったくなかった。みんな素晴らしい声の持ち主だし、優れたパフォーマーだ。俺は、みんなのレコードも持っているし、今後もみんなが活躍することを祈っている。彼女達は、みんなそれぞれ成功する価値のある人達だと思うから。それから個人的にも、パワフルでポジティブな女性ボーカルがメインストリームで活躍していることは、俺にとってはすごく大きなインスピレーションになっている。だから改めてここで感謝したいと思う。

それからメグ・ホワイトについて。ローリング・ストーンで、仕事をしている時の会話について語ったわけけど、それがいかに少なかったかについて。メグは、ロックンロール・シーンにおける非常にパワフルな存在の女性だと思う。彼女を侮辱するつもりもまったくなかった。あそこで言いたかったのは、あれだけ性格が違うといかにコミュニケーションを取るのがいかに難しかったのかということだけだった。だけど、それが、まったく別の形で取り上げられて、ヘッドラインになり、まるで俺が、メグをいじめているような形になってしまった。俺は、自分が心から愛する人について公でそんなことをしたりは絶対にしない。それに、彼女が俺にとってどれだけ大事な存在だったのかを語るインタビューはこれまでにも山のようにあったはずだ。

俺達は今、そういう一言だけが、センセーショナルに伝わる時代に生きている。「謝らない」とうことが、弁護士のセレブリティへの言い逃れになっている。というのも、みんなが聴きたくないようなことを言うのは、みんなが起きればいいと思っているタブロイドにおける”批判”を妨げることになるから。

俺が(メールの中で)語り、公になってしまい、変形されたものは、もっとつまらなくて、奇妙なものにせずして、クリアにするのは非常に難しいことだった。だから、俺が俺のクリエイティビティに関して、彼らのクリエイティビティに関して、音楽産業一般論について語ったことで気分を害してしてしまった人がいたら心から謝りたい。俺は、これからも、自分の周りで、俺と一緒に仕事するミュージシャンと、ナッシュビル市と、アメリカと、そして世界中のリスナーにとって、音楽が長い間実り多く、健全でクリエイティブなものとして成長し続けていってくれることを祈るし、それが、世界中の人に届いて欲しいと思っている。

この時代に、いつの時代であっても、音楽で1秒以上の注目を集めることができる人は、みんな、評価されるべきだし、賞賛されるべきだと思う。これを全部読んでくれてどうもありがとう。弁護士と見知らぬ人によって始まったこのナンセンスと、それを持続させたタブロイドジャーナリズムが、これで葬られることを祈る。そして、すべてミュージシャンがポジティブに前進できることを祈る。ブラック・キーズと、デンジャー・マウスと、アデルと、メグ・ホワイトと、そして俺が語ったすべての人の幸運を祈ります。そして理解に感謝します。すべて人に未来に幸多きことを。そして、俺が言ったことで傷付けてしまった人へ、本当に申し訳ありませんでした。

ジャック・ホワイト」
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