U2ボノ「我々はパリのために全力を尽くす」。キャンセルされたパリ公演のライブ日程が決定

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パリで11月13日にテロがあったために、フランス政府とパリ市の要請で一旦はキャンセルになったU2の11月14日のコンサートの新たな日程が決定した。
http://www.u2.com/news/title/our-best-for-paris

12月6、7日に開催され、元々パリでのライブを放送することになっていたアメリカのケーブル局HBOが、12月7日にコンサートのもようを放送する予定だ。

ボノが発表に合わせて、地元ダブリンで開催される4日間のライブの前に語った。

「11月13日悲劇的な夜に、パリで、かけがえのないものがあまりにたくさん奪われてしまった。その夜、殺人者達は、命と、音楽と、平和の心を奪った。だけど、彼らは、市のスピリットまで奪うことはできなかった。それは、僕らのバンドがよく知っているスピリットであり、延期された12月6、7日、その市に戻った時にそのスピリットに仕えたいと思う。我々は、パリのために全力を尽くす」と語った。

コンサートのプロモーターは、「U2は、一刻も早くライブがしたいと言ってきた。観客に自分達が戻るということをすぐに知らせるために」と語っている。

U2は、当初”iNNOCENCE + eXPERIENCE"ツアーのセカンドレグを、地元ダブリンで11月28日に終わらせる予定だった。が、期せずして、パリでのライブが今年のU2のライブを締めくくることとなったばかりか、それがTVでも放送されることになった。バンドの宿命を感じずにはいられない。
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