NYタイムスのウェブサイトが春から有料化するとNYマガジン（NYタイムスとは別媒体）が報じている。どのような形になるのかはここ数日中に発表されるようだが、恐らく、各記事の要約だけを読めるようにして全文読みたい人は、購読料を払うシステムになるだろうと予測されている。NYタイムスは過去にアーカイブの記事を有料にしていたことがあったが、今はすべて無料。社内では長年にわたりウェブサイトの有料化について論議が重ねられてきたようだ。


ウェブの有料化については世界各国どの媒体も試行錯誤中だと思うが、現在アメリカではウォール・ストリート・ジャーナルが有料化の成功例となっている。無料で読める記事もあるが、主要な記事は文字通りキー・マークが付いていて、購読料を払っている人しか読めない。ウォール・ストリート・ジャーナルが有料化しても成功した理由は、ここに掲載されている記事が、ここでしか読めない内容だからと分析されている。NYタイムスにもそういう記事はたくさんある。個人的な問題点は、だからこそ記事が長いので、スクリーンで読むのは辛いということ。ウォール・ストリート・ジャーナルのように、ウェブサイトと新聞の両方の購読で、値段を抑えてくれれば私だったらお金は払う。ウォール・ストリート・ジャーナルのウェブ／新聞の購読料は現在１週間で2.69ドル。