素晴らしい。もう100万回くらい言っていますが、「今年は優れた娯楽大作が多い」というその結果がしっかりと映画の興行成績に表れています。アメリカは先週の木曜日からサンクスギビングでお休みだったのですが、サンクスギビングの週末としては史上最高の興行成績を記録したそうです! これまでは、2009年の2億5860万ドルが最高だったのですが、今年は2億8880万ドルだったそうです。それで、「優れた娯楽大作」と言った後で何なんですが、1位は、『トワイライト』シリーズの最終章『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーンPart2』(笑)。私はまだ最新作は観てないですが、評判は良くないです。でも、でもこういう映画は絶対ありです。私もお金払って絶対に観に行きたいと思っています。2位は、ボンド映画史上最高の興行成績を記録している『007 スカイフォール』!そして3位はスティーブン・スピルバーグの最新作『リンカーン』!さらに最高に嬉しいニュースは、アン・リー監督の最新作『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が5位で、なんと、当初業界が予想していた1000万ドルの2倍の2200万ドルを記録したということ。無名の俳優が主人公を演じていることもあり、例えば『トワイライト』や、『007』のようなプロモーションもほとんどされていないので、ここまでの成績は予想されていなかったのですが、『ローリング・ストーン』誌はこの素晴らしい結果について、まずレビューが良かったことと、口コミで広まったことと、3Dでの公開が有効だったのだろうと分析しています。
http://www.rollingstone.com/movies/news/box-office-report-ang-lees-pi-shows-unexpected-life-20121125この作品は、ベストセラーとなった作品『パイの物語』を原作としているのですが、個人的にも大好きな映画です。普通ベストセラーの映画というと、必ず自分の描いていたものと違う……という違和感と戦いながら見ることになるのだと思いますが、この作品は、本当に世界で考え得る限り最高のビジュアライゼーションをアン・リーがしてくれた、と始まった瞬間に思うような美しさの作品で、なんだかもうため息がでるような、至福の時を味わう内容となっています。しかも、原作と映画が本当に美しくハーモニーを奏でているような作品でもあります。なので、先に原作を読むことをぜひぜひおすすめします。もちろん読まなくても素晴らしい作品ですが、読むと余計に、感動が高まりますので。
http://www.amazon.co.jp/パイの物語-ヤン-マーテル/dp/4812415330『ライフ・オブ・パイ』の日本公開は、来年1月25日。日本語の予告編は以下のサイトで。この作品も公開前からアカデミー賞有力候補でしたが、興行成績が伴ったので、間違いなくノミネートされると思います。
http://www.foxmovies.jp/lifeofpi/また、ベン・アフレック監督、公開7週目の『アルゴ』もこの新作公開目白押しというシーズンに、いまだ10位入りで、トータルの国内興行成績は9810万ドル。前作『ザ・タウン』の国内興行成績合計は9210万ドルだったので、すでに抜いてしまいました。アフレック家は、さぞかし素晴らしいサンクスギビングを迎えたことと思います。『ヒッチコック』も観たし、とうとう試写が行われた『レ・ミゼラブル』の評判!!!!!や、個人的には今年のオスカーで最も応援した映画『シルバー・ライニングス・プレイブック』などについて、まだまだ語りたいことは山盛りなのですが、とりあえずこれが第一弾です。
http://www.deadline.com/2012/11/thanksgiving-holiday-box-office-starts-so-so-rise-of-the-guardians-underperforms-life-of-pi-overperforms-red-dawn-as-expected-breaking-dawn-2-still-1-bond-skyfall-2/