《とんでもない歌が 鳴り響く予感がする》
チバユウスケのあの声で、しかもアカペラで、こんなフレーズ歌われたらそれだけでもう何も言うことはない。
『VISION』、そしてシングルの『LEMON』を経て、どんどん絶対的な確信を描くようになっているThe Birthdayが鳴らす、くそったれの世界へのラブソング。《世界中に叫べよI LOVE YOUは最強/愛し合う姿はキレイ キレイ》。臆面もなく愛を歌うチバの声はとてもみずみずしい。『VISION』というアルバムで見えていた光が一気に眼前に広がるような爽快感と開放感、そして少しの気恥ずかしさ。世界に唾を吐くのではなく、世界を抱きしめるロック。確かにこれは「とんでもない歌」だと思う。そしてたぶん、アルバムはもっととんでもない。
このシングル、3曲ともラブソングだと僕は思う。