きのこ帝国が噓だらけの世界を肯定できた理由
2014.10.02 15:56
リリースまであと1ヶ月弱。きのこ帝国のニューアルバム『フェイクワールドワンダーランド』、本当に素晴らしい。
きのこ帝国の音楽がどんどん開けた、肯定的なものになってきていることについては先行シングル『東京』のときにこのブログでも書いた。
http://ro69.jp/blog/ogawa/108292
『フェイクワールドワンダーランド』はその“東京”で感じた手応えを、アルバム全体に行き渡らせたような作品。明るくて、でも切なくて、だからこそ愛おしい。
アルバムタイトルは「フェイクワールド」(ニセモノの世界)でワンダーランドを見つける、という意味。ニセモノの世界そのものに反抗するんじゃなくて、その中に本当の大切なものがあるよ、ということだ。そういう実感が、このアルバム全体の空気感を決めている。
現在発売中のJAPAN11月号にインタヴュー掲載中。写真はメンバー4人全員で、インタヴューはVo・G佐藤ひとりに。佐藤さんの語る言葉は、いつも本質を射抜いていておもしろいのだ。